台風・地震後に確認すべき外壁・住宅のチェック項目
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今回は、自然災害後に起こる住宅の確認するべき項目などを紹介させて頂きます!
ぜひ、最後までご覧ください。
台風・地震後に確認すべき外壁・住宅のチェック項目
自然災害後、住宅には目に見える損傷だけでなく、気づきにくいダメージも潜んでいます。台風や地震の後にそのまま放置すると、雨漏りや構造の弱体化、二次災害の原因になることもあります。ここでは、台風・地震の後に確認すべき外壁や住宅のチェック項目を、部位ごとに詳しくご紹介します。
1. 外壁のチェックポイント
① 外壁のひび割れ・クラック
台風や地震の振動によって、モルタルやサイディングの外壁に**ひび割れ(クラック)**が発生することがあります。細いヘアクラック(0.3mm以下)なら緊急性は低いですが、深い亀裂や広範囲のひび割れは雨水が侵入する危険があります。
チェック方法:
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縦方向、横方向、斜めなどさまざまなひび割れがあるか目視
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ヒビの幅や深さをメジャーや名刺で測る
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割れから白い粉(白華現象)が出ていないかも確認
② 塗装の剥がれ・浮き
強風や衝撃で塗装が剥がれたり、浮いたりしている場合、防水性能が落ちている可能性があります。塗膜の剥がれが放置されると、雨水が外壁内部に浸入してしまいます。
確認ポイント:
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外壁に変色やチョーキング(粉がつく)現象がないか
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塗膜がめくれたり、膨れたりしていないか
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特にサッシ周りや目地まわりに要注意
③ サイディングのズレ・割れ
地震の揺れでサイディングボードがズレたり、釘の浮き、ボード割れが発生することも。雨漏りや外壁材の落下に繋がるため、しっかり点検を。
2. 屋根のチェックポイント
屋根は風や揺れの衝撃を最も受ける部分です。高所なので無理に自分で登らず、双眼鏡やドローン、業者に依頼するのが安全です。
① 瓦や屋根材のズレ・割れ
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瓦のズレ、割れ、脱落がないか
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金属屋根やスレート屋根にへこみ・穴がないか
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棟板金が浮いていたり、ビスが抜けていないか
② 雨どいの破損・詰まり
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雨どいが外れていたり、変形していないか
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枯葉やごみが詰まって水があふれていないか
雨樋(あまどい)詰まりの原因を徹底解説 ‼️ |神戸の外壁塗装ならシンカハウス
③ 屋根裏の雨漏り痕
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屋根裏にシミやカビ、湿気の跡がないか
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通気口や換気口まわりに水の侵入がないか
3. 基礎・構造のチェック
住宅の安全性に関わる最重要項目です。見落としがちな部分ですが、早期発見が家の寿命を守ります。
① 基礎のひび割れ
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コンクリート基礎に0.3mm以上のひび割れがある場合、構造的な問題が起きている可能性あり
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特に横に走るひび割れや、角から伸びる亀裂に注意
② 土台や柱の傾き
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地震で土台や柱が傾いていないか
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家全体が「なんとなく傾いている」と感じたら専門家に相談
家の傾き 原因別直し方・リフォームを建築士が解説 | 暮らしのこれから
③ 床下の湿気・水たまり
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台風で水が床下に侵入した場合、放置するとシロアリや腐朽菌の原因に
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湿気が高い・カビ臭い場合は床下点検口からチェック
4. サッシ・窓まわりのチェック
開口部は風雨の影響を受けやすく、歪みや隙間から雨漏りに繋がることがあります。
① サッシやガラスのゆがみ・破損
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サッシが閉まりにくくなっていないか
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窓ガラスにひびが入っていないか(特にペアガラスの内側にも注意)
② コーキング(シーリング)の劣化
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サッシまわりや外壁の目地部分に充填されているコーキング材が、剥がれていたり、ひび割れていないか
③ 雨水の侵入跡
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窓枠まわりにシミやカビがないか
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台風後に窓下から水が出てきた場合は雨漏りの兆候
5. 室内のチェック項目
外観だけでなく、室内の変化にも注意することで、外壁や構造の不具合を早期発見できます。
① 天井・壁のシミやカビ
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雨漏りがあると、時間差で天井にシミが浮き出てくる
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壁紙が浮いたり剥がれたりしていたら、内部に水分が侵入しているサイン
② 異音・床鳴りの発生
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地震後に床や階段から異音がする場合は、構造の緩みの可能性
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特定の部屋だけ異常がある場合、その周囲を重点的にチェック
③ 扉・窓の開閉のしづらさ
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開き戸や引き戸が開けにくくなったら、建物が歪んでいるサイン
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地震による「建物のねじれ」が原因であることも
6. ライフライン・設備のチェック
住宅だけでなく、付帯設備やライフラインの安全確認も忘れてはいけません。
① 給排水設備
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外壁配管や給湯器の固定が外れていないか
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排水管に詰まりがないか
② 電気・ガス
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分電盤やコンセントまわりに異常がないか
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ガス器具や配管からのガス漏れ(匂い)に注意
③ 太陽光発電やエコキュートなどの設備
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パネルやタンクがずれていないか、配線が外れていないか
7. その他:外構や周囲のチェック
建物以外にも、倒壊や飛散の危険があるものは要確認です。
① フェンスや塀
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傾きやぐらつきがないか
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モルタル塀にヒビや破損がないか
② カーポートや物置
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屋根材が飛んでいないか
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固定具が外れていないか
③ 庭木やアンテナ
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倒木やアンテナの傾きで住宅が破損していないか
専門業者による点検のすすめ
目視やセルフチェックは初期対応として有効ですが、見えない部分の被害や、構造的な危険性はプロでなければ判断できません。特に以下の場合は、すみやかに建築士やリフォーム会社、外壁塗装業者などに相談しましょう。
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明らかな亀裂・歪みがある
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雨漏りが発生している
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屋根や基礎に違和感がある
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台風保険・地震保険を申請したい
まとめ
台風や地震の直後は、「とりあえず壊れていない」と安心しがちですが、住宅のダメージはじわじわと進行することが多いです。見た目に問題がなくても、数か月後に雨漏りや劣化が進むケースは少なくありません。
被害を未然に防ぐには、早期の点検と修繕が不可欠です。特に外壁や屋根などの**外装部分は住宅の“盾”**とも言える存在。自然災害のあとには、今回ご紹介したチェックリストを活用し、住宅の健康状態をしっかり確認しましょう。