ウットデッキ塗装のあれやこれや解説
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ウッドデッキ塗装は、木材の美観を保ちつつ、腐食・劣化・変色を防ぐための重要なメンテナンス作業です。日本の気候は湿度が高く、雨や紫外線によるダメージが大きいため、屋外に設置されたウッドデッキは定期的な塗装が必要になります。この記事では、ウッドデッキ塗装の目的、必要性、塗料の種類、道具、手順、注意点、メンテナンス頻度などを詳しく解説させて頂きます!
1. ウッドデッキ塗装の目的と必要性
■ 主な目的
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防腐・防虫対策
木材は水分を含むことで腐りやすく、またシロアリやキクイムシなどの害虫に狙われやすくなります。塗装により木の表面を保護し、これらを防ぐことができます。 -
紫外線や雨からの保護
日差しによる紫外線は木材を乾燥させ、割れや反りの原因になります。塗料は木材に膜を作り、外的刺激から守ります。 -
美観の維持・改善
塗装により色味を整え、経年によるくすみや黒ずみをリセットできます。ナチュラルからモダンまで、好みに合わせた仕上がりも可能です。
2. ウッドデッキ塗装に使われる塗料の種類
塗料には大きく分けて「浸透型」と「造膜型」の2種類があります。
■ 浸透型塗料(オイルステインなど)
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木材に染み込み、内部から保護
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木目を活かした自然な仕上がり
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塗膜ができないため、剥がれが少ない
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再塗装が簡単
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耐候性はやや弱く、こまめな塗り直しが必要(1〜2年ごと)
代表的商品:
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和信ペイント「ガードラックアクア」
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キシラデコール
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オスモカラー「ウッドステインプロテクター」
■ 造膜型塗料(水性ペンキ・ウレタン系)
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木材表面に塗膜を形成し、水や紫外線を強力にブロック
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ツヤのある仕上がりも可能
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木目は隠れる
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剥がれやすいため、下地処理が重要
代表的商品:
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アサヒペン「水性ウッドデッキ用カラー」
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Benjamin Moore「ARBORCOAT」
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日本ペイント「水性ウッディガード」
3. 必要な道具・資材
項目 | 説明 |
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塗料 | 浸透型 or 造膜型。屋外用で防虫・防腐・防カビ効果のあるものがベスト |
ハケ・ローラー | 塗る面積や細かさに応じて使い分け。広い面はローラー、小口はハケ |
サンドペーパー | 古い塗膜やささくれの除去に使用(#120〜#240) |
マスキングテープ | 周囲の養生(壁や手すり、床との境目)に使用 |
ウエス(布) | 塗料の拭き取り、はみ出しの処理用 |
バケツ・トレイ | 塗料の移し替え、混ぜる作業に便利 |
高圧洗浄機 or ブラシ | 木材の汚れやカビの除去に使う |
4. ウッドデッキ塗装の手順
■ Step1:清掃・乾燥
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表面にある土・ホコリ・コケ・カビなどを落とします。
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高圧洗浄機があれば効率的ですが、ブラシでも可。
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洗浄後は完全に乾燥させることが重要(1〜2日程度)
■ Step2:研磨(サンディング)
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古い塗膜やささくれをサンドペーパーで削る
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滑らかにすることで塗料の密着度アップ
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電動サンダーがあると作業効率が上がる
■ Step3:養生(マスキング)
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壁・サッシ・床など、塗料がついてはいけない部分をマスキングテープで保護
■ Step4:塗装(1回目)
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木目に沿ってハケやローラーで均等に塗布
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浸透型なら染み込ませるように塗る
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塗り残しやムラに注意
■ Step5:乾燥
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メーカー指定の乾燥時間を守る(夏:約2〜4時間、冬:半日〜1日)
■ Step6:塗装(2回目)
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1回目と同様に塗布。色ムラの修正や厚みを確保する目的。
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状態に応じて3回塗りする場合も
■ Step7:最終乾燥
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完全に乾燥してから使用(24時間以上推奨)
5. ウッドデッキ塗装の頻度・タイミング
■ 理想的な再塗装サイクル
塗料の種類 | 再塗装目安 |
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浸透型(オイル) | 1〜2年に1回 |
造膜型(水性) | 2〜3年に1回 |
■ 塗り替えサイン
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表面の色褪せ・カサつき
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塗料の剥がれ・浮き
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カビ・コケ・黒ずみの再発
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木材のささくれ・割れ
定期的なチェックとメンテナンスが、美しさと耐久性を保つポイントです。
6. ウッドデッキ塗装の注意点
■ 天候の確認
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雨天や湿度の高い日(80%以上)は避ける
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風が強いとゴミやホコリが付着しやすくなる
■ 塗料の種類と相性に注意
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以前の塗装が「造膜型」なら「浸透型」は密着しにくい
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前回と同じタイプの塗料を選ぶと失敗しにくい
■ 通気性を確保する
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塗装中や乾燥中は通気性をよくし、カビの発生を防ぐ
7. 自分で塗るか、業者に依頼するか?
■ DIYのメリット
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費用を抑えられる(数千円〜1万円程度で可能)
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自分好みに塗れる
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達成感がある
■ DIYのデメリット
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時間と労力がかかる(1日〜2日必要)
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仕上がりにムラが出る可能性
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塗装前の下地処理を怠るとすぐ劣化する
■ 業者依頼の目安費用
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1㎡あたり2,000〜3,500円程度(30㎡で6万〜10万円)
まとめ:ウッドデッキ塗装は「守る」と「楽しむ」メンテナンス
ウッドデッキ塗装は、単なる見た目の向上だけでなく、木材そのものの寿命を延ばし、住まいの価値を守るための大切な作業です。塗装の種類・タイミング・手順を正しく理解し、定期的にメンテナンスすることで、10年、20年と長く快適なウッドデッキライフを楽しむことができます♪