外壁についた雨だれ徹底解説!
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今回は雨だれについて詳しく解説させて頂きます!
1. 雨だれとは?その原因
雨だれとは、雨水が外壁をつたって流れる際に、空気中のホコリや排気ガス、金属サビなどの汚れを一緒に引きずりながら筋状に残していく黒ずみのことです。特に窓枠や換気口の下、雨どいの付近などに目立ちます。
主な原因
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大気中の汚染物質(排気ガス・粉塵)
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外壁材に含まれる金属成分のサビ
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雨どいなどからの水漏れ・雨水の集中
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表面の撥水・防汚効果の低下
2. 雨だれの種類と見分け方
汚れの性質に応じて、落とし方や使用する洗剤が異なります。以下のように分類できます。
油性系の汚れ
排気ガスや工場の煤煙などが原因。黒くてベタつきがあります。アルカリ性洗剤が効果的。
無機系の汚れ
金属サビやミネラル汚れ(カルシウムなど)が原因。白っぽくザラつきがある。酸性洗剤が有効。
有機系の汚れ
カビやコケ、藻などの生物汚れ。緑や黒色で、湿気の多い面に出やすい。除菌効果のある洗剤が効果的。
3. 雨だれの落とし方(手順)
準備するもの
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ゴム手袋・保護メガネ(安全のため)
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軽いブラシ(ナイロン製など)
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スポンジまたはクロス
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ホースまたは高圧洗浄機
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洗剤(中性洗剤、アルカリ性洗剤、酸性洗剤)
手順
ステップ1:外壁の素材確認
モルタル、サイディング、タイル、ALCなど素材に応じて使える洗剤が違うため、事前に確認してください。
ステップ2:水洗いで大まかな汚れを落とす
ホースや高圧洗浄機で水をかけて、表面のホコリや泥を洗い流します。
ステップ3:洗剤を使ってブラッシング
雨だれ部分に適切な洗剤を塗布し、軽くブラッシングします。以下は用途別の例です:
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油性汚れ → アルカリ性洗剤(例:家庭用マジックリンなど)
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金属サビ汚れ → 酸性洗剤(例:クエン酸、サビ取り専用洗剤)
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カビ・コケ → 次亜塩素酸系漂白剤(例:カビキラー希釈)
※注意:酸性・アルカリ性洗剤を混ぜるのは絶対にNG。必ず単独使用し、換気と安全を確保してください。
ステップ4:すすぎ
洗剤が残らないよう、しっかりと水ですすぎます。洗剤残留は劣化や変色の原因になります。
ステップ5:拭き上げ・乾燥
スポンジやクロスで水分を拭き取り、自然乾燥させます。
4. 高圧洗浄機の活用方法
広範囲の外壁清掃には高圧洗浄機が有効です。特に以下のような場合に効果を発揮します。
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長年放置された雨だれ
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高所の外壁(2階以上)
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外壁全体のくすみや汚れ
使用時の注意
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外壁材を傷めないようにノズル距離は30cm以上
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サイディングのつなぎ目(シーリング部)には直接当てない
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ペンキや防水塗装が剥がれている箇所は避ける
5. 雨だれの予防法
再発を防ぐには、日常のメンテナンスと対策が重要です。
防汚コーティング
外壁に撥水性・親水性のあるコーティングを施すことで、雨水が汚れを巻き込まずに流れ落ちやすくなります。
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光触媒コート(セルフクリーニング効果)
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シリコン系撥水剤
雨水の流れをコントロール
雨どいの詰まりを定期的に掃除し、外壁に直接水がかからないようにします。
換気口や窓下に水切りプレートを設置
水が壁に垂れないよう、水切り部材を取り付けることで、雨だれの原因を根本から減らせます。
6. プロに頼むべきケース
以下のような場合は、自分で対応せず、外壁清掃の専門業者に相談するのが安全・確実です。
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外壁材が傷みやすい(モルタルなど)
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3階以上の高所清掃が必要
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大規模な劣化(ひび割れ・剥離)
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塗装前の下地洗浄が必要
業者による外壁洗浄は1回あたり3~10万円程度が相場ですが、専用機器と洗剤で短時間で美しく仕上げてくれます。
【洗剤編】汚れ別おすすめ商品
1. 油性の黒ずみ汚れ(排気ガス・すす等)向け
■ 商品名:花王 マジックリン(業務用アルカリ性)
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【特徴】家庭用より濃度が高く、油や排ガス汚れに強い
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【用途】サイディング、タイル、樹脂系外壁
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【価格】約1,000〜1,500円/4L
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【注意点】ゴム手袋必須。目に入らないよう注意
■ 商品名:リンレイ 外壁クリーナー
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【特徴】業務用で、外壁の黒ずみ・油汚れを中和洗浄
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【用途】タイル・金属サイディングなど
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【価格】約1,500円/500ml
2. 無機汚れ(サビ・ミネラル成分)向け
■ 商品名:クエン酸(粉末または液体)
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【特徴】自然派、酸性でサビや水垢の除去に有効
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【用途】雨だれの白っぽい筋状汚れ(カルシウムなど)
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【価格】約300円~/300g
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【使用方法】水で溶いてスプレー容器に入れて使用
■ 商品名:スコッチ サビ取りクリーナー(3M)
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【特徴】金属部分の赤サビ除去に効果あり
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【価格】約1,000〜1,500円
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【注意点】外壁塗装面への長時間接触は避ける
3. カビ・コケ・藻の除去向け
■ 商品名:カビキラー(希釈使用)
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【特徴】次亜塩素酸ナトリウム系。殺菌・漂白効果あり
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【用途】外壁の北面、日陰にできるコケや黒カビ
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【価格】約300円〜
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【注意点】金属部分や植栽に直接触れないようにする
■ 商品名:リンダ カビとり一発 業務用(ジェルタイプ)
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【特徴】強力で垂れにくく、換気口下の黒カビに最適
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【価格】約1,800円〜
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【用途】タイル目地、窓枠周りの頑固な黒ずみ汚れ
【道具編】おすすめアイテム
1. ブラシ類(こする用)
■ 商品名:山崎産業 デッキブラシ ソフトタイプ
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【特徴】ナイロン製で外壁を傷つけにくい
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【価格】約800〜1,200円
■ 商品名:伸縮ブラシ(柄付き・回転ヘッド付き)
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【特徴】高所の掃除に便利。2階まで届くタイプあり
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【価格】約1,500〜3,000円
2. スポンジ・クロス
■ 商品名:メラミンスポンジ(激落ちくんなど)
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【特徴】軽度の雨だれや水垢除去に効果的
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【注意】塗装を削る恐れがあるため軽くこする程度に
■ 商品名:マイクロファイバークロス
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【特徴】仕上げ拭き・すすぎ後の水切りに最適
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【価格】100円ショップでも入手可能
3. スプレーボトル・噴霧器
■ 商品名:加圧式スプレー(噴霧器タイプ)
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【特徴】均一に洗剤を散布でき、希釈液使用時に便利
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【価格】約1,500〜3,000円
4. 高圧洗浄機
■ 商品名:ケルヒャー K2/K3シリーズ
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【特徴】家庭用で扱いやすく、ノズル調整が可能
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【価格】約15,000〜30,000円
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【備考】洗剤タンク付きモデルもあり、外壁洗浄に最適
【補助アイテム】
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養生テープ:洗剤が触れてはいけない箇所(窓、配線)を保護
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ブルーシート:洗剤が地面や植木にかからないようにする
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ゴーグル・マスク:洗剤散布時の保護に必須
最後に:購入先の例
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ホームセンター:コーナン、カインズ、DCMなど
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ネット通販:Amazon、楽天市場、モノタロウ
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専門業者向け店舗:プロショップHANDS、ユニディプロ
まとめ
雨だれ汚れは美観を損ねるだけでなく、外壁の劣化を早める要因にもなります。適切な洗剤と方法で除去し、定期的な予防対策を施すことで、清潔で長持ちする外壁を保てます。
以下がポイントのまとめです:
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雨だれの原因は空気中の汚れや水の流れによるもの
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汚れの種類を見極めて適切な洗剤を使う
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洗浄後はしっかりすすぎ、乾燥させる
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高圧洗浄機は便利だが、外壁材に注意
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コーティングや水切り対策で再発防止
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不安な場合はプロに依頼を検討
定期的なお手入れで、大切な住まいの美しさと耐久性を守りましょう
自分で落としきれない場合はご相談にお越しください♪