外壁塗装での色むらトラブル:原因・防止策・対処法
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今回は、外壁塗装での色むらトラブルについて詳しく解説させて頂きます!
気になる方は最後までご覧いただければ原因や防止、対処法までわかります。
外壁塗装での色むらトラブル:原因・防止策・対処法
外壁塗装は、住まいの美観を整え、耐久性を高める重要な工事です。しかし、塗装工事が完了してみると「色むらがある」「一部だけ色が違うように見える」といったトラブルが起こることがあります。色むらは単なる見た目の問題にとどまらず、施工品質への不安や再工事の手間・費用にもつながる深刻な問題です。今回は、外壁塗装で色むらが発生する原因や対処法、トラブルを防ぐためのポイントを3000字で詳しく解説します。
1. 色むらとは?どんな状態か
「色むら」とは、本来均一であるはずの塗膜の色や質感にバラつきがある状態を指します。具体的には以下のようなケースが代表的です。
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一部だけ色が濃い/薄い
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表面にツヤの違いがある
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塗り継ぎ部分が目立つ
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日当たりによって色が違って見える
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塗装直後と乾燥後で色が変わる
外壁全体を一色で仕上げる予定だったのに、部分的に色が違って見えると、施主としては「手抜き工事では?」と不信感を抱いてしまいます。
2. 色むらが発生する主な原因
色むらは、塗料の特性や施工手順の不備など、複数の要因が重なって発生します。代表的な原因を項目別に見ていきましょう。
2-1. 塗料の希釈ミス
塗料は水やシンナーで希釈して使用することが多く、希釈の割合が適切でないと発色にムラが出ます。特に部分ごとに希釈濃度が違うと、仕上がりに差が出やすくなります。
2-2. 塗り継ぎやローラー跡
広い面積をローラーや刷毛で塗装する際、職人の作業のつなぎ目にローラー跡や重ね塗りの境目が残ることがあります。これが乾燥後に「色むら」として目立つ原因になります。
2-3. 下地処理の不備
外壁の下地が汚れていたり、素地の吸い込みが均一でなかったりすると、塗料が一様に乗らず、発色に差が出ます。特に旧塗膜の劣化が激しい場合や、クラック補修跡がある場合に発生しやすいです。
2-4. 天候・湿度の影響
塗装中の急な雨、直射日光、高湿度などは塗料の乾燥に影響を与えます。乾燥速度が異なると塗膜の仕上がりが不均一になり、色むらの原因になります。
2-5. 塗料のロット違い
同じ製品の塗料でも、製造時期(ロット)が異なると微妙に色や粘度が違うことがあります。違うロットを使って途中から塗装すると、明らかに色差が生じることがあります。
3. 色むらトラブルを防ぐための対策
外壁塗装で色むらが起きないようにするには、事前の準備と現場での丁寧な作業が不可欠です。以下に代表的な対策を紹介します。
3-1. 下地処理を丁寧に行う
高圧洗浄、ケレン、ひび割れ補修などの下地処理を丁寧に行うことで、塗料の吸収が均一になり、色むらのリスクを減らせます。下塗り材の選定も重要です。
3-2. 同一ロットの塗料を使う
発注時に塗料のロット番号を確認し、できるだけ同一ロットでまとめて手配することで色差を回避できます。大面積を塗る場合は、必要量を事前に計算しておくことが大切です。
3-3. 日をまたがず一気に塗る
塗装面は、可能な限り一気に仕上げることで継ぎ目が目立ちにくくなります。職人の技術と段取りによって仕上がりが大きく左右されるポイントです。
3-4. 熟練職人に依頼する
経験の浅い職人では、ローラー跡を残したり、色合わせが不十分だったりするリスクがあります。色むらを防ぐには、信頼できる業者・職人に依頼することが最も確実です。
3-5. サンプル板で色確認をする
実際の塗装前に「塗り板見本(サンプル板)」を作成し、実物で色を確認しておくことで、「思っていた色と違う」といったトラブルを回避できます。日当たりでの見え方もチェックしましょう。
4. 色むらが発生してしまった場合の対処法
工事完了後に色むらに気づいた場合は、まず施工業者としっかり話し合うことが重要です。以下のような流れで対処します。
4-1. 写真で記録を残す
気になる部分を複数の角度から撮影し、証拠として記録します。日中・日陰・夕方など光の条件を変えて撮るとより正確です。
4-2. 業者に現場確認を依頼する
色むらを伝え、現場で再確認してもらいます。多くの場合、業者も品質を保証する責任があるため、無償で補修を提案してくれることがあります。
4-3. 再塗装の可否を相談
色むらの程度が軽微であれば部分補修で済みますが、広範囲に及ぶ場合は上塗りの再塗装が必要になることもあります。その際の費用負担や納期について明確に取り決めましょう。
4-4. 第三者機関に相談(必要時)
話し合いが平行線をたどる場合は、「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」などの第三者機関に相談し、公正な判断を仰ぐことも検討できます。
5. よくある色むらトラブル事例と教訓
ケース1:ローラー跡がくっきり
築15年の戸建て住宅で、外壁をアイボリー系に塗装。工事後に見ると、南面の中腹にローラー跡が残り、ライン状に目立っていた。原因は、日中の強い日差しの中での塗装で、乾燥が早すぎたこと。→教訓:夏場の塗装では朝夕など涼しい時間帯を選ぶ。
ケース2:補修跡が浮き出た
外壁クラックの補修部分だけ色が浮いて見える仕上がりに。原因は、下塗り材の吸収率の違いに対して均一な塗布がされなかったこと。→教訓:補修跡には下塗りを二度塗りして馴染ませるなどの工夫が必要。
まとめ
外壁塗装での色むらトラブルは、仕上がりの美しさや住まいの価値に直結する問題です。その多くは、事前の段取りと丁寧な作業によって防ぐことができます。施工業者選びから塗料の選定、現場の管理まで、施主と業者の連携が成功のカギです。万一トラブルが起きた場合も、慌てず冷静に対応すれば解決できます。
「安さ」よりも「品質」と「信頼性」を重視して外壁塗装を行えば、色むらのない美しい仕上がりを実現できますね!