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台風とは?

  みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 毎年夏から秋にかけて、日本列島を悩ませる「台風」。 強風や大雨、洪水や土砂災害など、甚大な被害をもたらす台風は、自然災害の中でも特に注意が必要です。 しかし、そもそも台風はなぜ起こるのでしょうか?ぜひ、最後までご覧ください。 1. 台風とは?基本的な定義と特徴 台風とは、北西太平洋(東アジア周辺の海)で発生する熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が17.2メートル毎秒(秒速)以上になったものを指します。日本を含むアジアでは「台風(Typhoon)」と呼ばれますが、アメリカでは「ハリケーン」、インド周辺では「サイクロン」と呼ばれ、名前が異なるだけで本質的には同じ現象です。 台風の特徴 中心に「目」がある:周囲が暴風雨でも、台風の中心部は風が弱く、晴れることもあります。 低気圧である:台風は気圧が非常に低いため、周囲の空気を吸い寄せて強風を生み出します。 反時計回りに回る(北半球):これは地球の自転による「コリオリの力」が影響しています。 2. 台風の発生メカニズム 台風の発生には、いくつかの条件が必要です。その中でも特に重要なのが「海水の温度」です。 2-1. 暖かい海が台風のエネルギー源 台風のエネルギーは、海面から蒸発した水蒸気です。海の表面が温かいと、多くの水が蒸発し、空気中の水蒸気が増えます。これが上空で冷やされて雲になり、さらに凝結熱(ぎょうけつねつ:水蒸気が水滴に変わるときに発生する熱)を放出します。この熱が空気を上昇させ、上昇気流をさらに強めるという「正のスパイラル」を生み出します。 特に海水温が26.5℃以上になると、台風が発達しやすいといわれています。 2-2. 上昇気流と低気圧の関係 暖かく湿った空気が上昇すると、周囲の空気がその空間を埋めようとして吹き込みます。これにより、中心に向かって風が集まり、地表の気圧が低下します。気圧が下がるほど空気が流れ込みやすくなり、風が強まります。 この段階では「熱帯低気圧」と呼ばれ、さらに発達して風速が17.2m/s以上になると「台風」となります。 2-3. 地球の自転が渦を作る 地球が自転しているため、北半球では「コリオリの力」によって風が右に曲がります。これが回転を生み出し、台風は反時計回りに渦を巻く構造になります。赤道直下ではコリオリの力がほぼ働かないため、台風は赤道上では発生しません。 3. 台風が日本に来る理由 台風は赤道近くで発生しますが、なぜ毎年のように日本に向かってくるのでしょうか? 3-1. 貿易風と偏西風 地球には「大気の流れ(風帯)」があり、赤道付近では東から西に吹く「貿易風」があります。この風によって、赤道付近で発生した台風は最初は西に進みます。 さらに、北緯20度を超えると「偏西風」という西から東へ吹く風に乗り、日本方面へと進路を変えます。この影響で、台風は「西→北→北東」と進むカーブを描き、日本に接近・上陸しやすくなるのです。 3-2. 太平洋高気圧の位置 夏から秋にかけて、日本の南には太平洋高気圧が張り出しています。この高気圧の縁を回るように台風は進むため、その年の高気圧の位置と強さによって、台風が日本に近づきやすいかどうかが決まります。 4. 台風と気候変動:より大型化する傾向 地球温暖化によって海面温度が上昇しているため、近年の台風はより強力になっているという研究結果もあります。 発達のスピードが早い 風速や降水量が増加 進路が変化し、東北・北海道にも影響 特に2018年、2019年、2022年などに発生した「猛烈な台風」は、記録的な暴風雨や洪水をもたらし、日本各地で大きな被害が出ました。これは地球規模の異常気象とも関係しています。 5. 台風による主な災害 台風は単に風が強いだけでなく、複合的な災害をもたらします。 災害 説明 暴風 屋根の破損、電柱の倒壊、飛来物による被害 大雨 河川の氾濫、床上浸水、都市型洪水 高潮 海水面が上昇し、沿岸部が浸水 土砂災害 山崩れや地滑りによる住宅被害や人的被害 これらは単独でも危険ですが、同時に発生すると「複合災害」として深刻な被害を生みます。 6. 台風への備えと対策 台風は自然現象であり、止めることはできません。しかし、被害を最小限にするための備えは可能です。 6-1. 家の備え 屋根・雨どい・外壁の点検(飛ばないように補修) 窓に養生テープやシャッターを用意 ベランダや庭の物を屋内へ避難 停電に備えた懐中電灯・充電バッテリーの準備 6-2. 情報収集 気象庁の台風情報・進路予測をこまめにチェック ハザードマップで自宅の災害リスクを確認 避難場所・避難経路の確認 6-3. 心構え 台風が接近する前に早めの避難を意識する SNSや不確かな情報に惑わされず、公的機関の情報を信頼する 高齢者や要支援者との連絡体制を確保 まとめ:台風は自然のサイクル、しかし私たちは備えられる 台風は、地球の熱をバランスよく分配する「自然の営み」の一つでもあります。熱帯で蓄えられた熱を極地方へ運ぶことで、地球全体のエネルギー循環に貢献しているのです。しかし、その力が人間の暮らしに脅威となることも事実です。 台風がなぜ起こるのかを理解することで、自然に対する敬意と対策の重要性が見えてきます。 科学と情報を味方にして、命と暮らしを守るための知識をもっているといいですね!

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アスベストってなに!?その正体と性質

みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 日本の住宅や建築物において、かつて幅広く使用されていた「アスベスト(石綿)」。 特に1970年代から1990年代初頭にかけては、外壁材や屋根材など建材の一部として当たり前のように使われていました。 しかし、近年はアスベストの有害性が明らかになり、大きな社会問題へと発展しています。 ぜひ、最後までご覧ください💛 1. アスベストとは?その正体と性質 ● アスベスト(石綿)の基本情報 アスベストとは、天然の鉱物繊維の総称で、「クリソタイル」「アモサイト」「クロシドライト」など複数の種類があります。いずれも極めて細かく、肉眼では見えないほどの繊維状で、空気中に舞いやすい性質を持っています。 ● 特徴と利点(かつての使用理由) アスベストは以下のような特徴を持っており、「夢の建材」として多用されてきました。 耐熱性:1000度を超える高熱にも耐える 耐久性:腐食や摩耗に強い 絶縁性:電気を通さず、断熱効果も高い 安価:コストパフォーマンスが良い 加工性:他の素材と混ぜやすく、建材にしやすい このような性質により、建築業界では長らく重宝され、スレート材、吹付材、パテ、ボード、屋根材など、さまざまな部位で使用されてきました。 2. アスベストの危険性とは? ● 吸い込むと重大な健康被害 アスベストの最大の問題は「吸い込むと健康被害を引き起こす」ことです。以下のような重篤な疾患を引き起こす可能性があります。 石綿肺:肺が線維化して呼吸機能が低下 肺がん:長期暴露により発症リスクが大幅に増加 中皮腫:胸膜や腹膜にできる極めて悪性度の高いがん(潜伏期間20~50年) アスベストは一度肺に入ると排出されにくく、時間が経ってから発症することが多いのが特徴です。 ● 作業者だけでなく居住者もリスクに アスベストを扱う作業員に限らず、外壁材の劣化や破損によって、住宅内や周辺にアスベスト繊維が飛散することで、居住者にも危険が及ぶことがあります。とくにリフォーム・解体時には粉じんが飛散しやすく、厳重な対策が必要です。 3. 外壁材に使われているアスベストとは? ● 主なアスベスト含有外壁材 外壁に使用されている可能性があるアスベスト建材には以下のようなものがあります。 材料名 主な特徴 使用時期 窯業系サイディングボード セメントと繊維で構成 ~2004年頃 スレート(波板・平板) 軽量・耐久性が高い 1970~2000年代 吹付アスベスト(外装仕上げ) 表面に吹き付けて模様を出す ~1990年頃 特に「窯業系サイディング」は、現在でもよく見かける外壁材で、古い物件では高確率でアスベストを含んでいます。 4. 外壁にアスベストがあるかどうか調べる方法 ● 建築時期から推定 日本では2004年にアスベストの全面禁止が決まりましたが、実際の製造・流通停止は段階的に行われました。以下の目安が参考になります。 2006年以前の建物:含有の可能性大 2006~2010年:在庫流通により混在の可能性 2010年以降:原則アスベスト含まず(ただし確認は必要) ● メーカー名・建材名の確認 外壁材の裏面や図面、設計書に建材名やメーカー名が記載されていることがあります。たとえば、ニチハ、ケイミュー、旭トステムなどの古い製品には一部アスベストが含まれていた記録があります。 ● 専門業者による調査 もっとも確実なのは、アスベスト調査業者による検体分析(定性分析・定量分析)です。費用は1検体あたり3万~6万円程度が相場です。 5. アスベスト外壁の取り扱いとリフォーム時の注意点 ● 自己判断・DIYは絶対にNG! 「見た目が汚いから」といって自分で削ったり壊したりすると、アスベストが空中に飛散し、大変危険です。法律でも、個人のDIYによるアスベスト含有建材の破壊は禁止されています。 ● 外壁塗装は可能か? 劣化防止のために外壁の表面を塗装することは可能ですが、事前にアスベスト含有の有無を確認し、施工業者に伝えることが必須です。ケレンや下地処理で表面を削る場合、粉じんが発生しうるため、飛散防止措置が必要になります。 ● 解体・除去には届け出義務がある アスベストを含む外壁を撤去する場合、「大気汚染防止法」に基づいて、都道府県や自治体への事前届出と、専用作業資格を持った作業員による処理が必要です。 6. 政府の規制と補助制度 ● 法的規制の流れ 年 内容 2004年 一部製品で製造・使用が禁止される 2006年 原則すべてのアスベスト含有建材の使用禁止 2012年 0.1%以上のアスベスト含有で全面禁止(厳格化) 2021年以降 解体・改修時の事前調査が義務化される ● アスベスト除去費用の補助 一部自治体では、住宅に含まれるアスベストの調査費用や除去費用に対して補助金が用意されています。上限額は自治体によって異なりますが、10~50万円程度の支援が出ることもあります。必ず事前に申請が必要です。 7. 今後の対策と住宅所有者がすべきこと ● 古い建物は「まず疑う」 特に2006年以前の住宅をお持ちの場合は、外壁にアスベストが含まれている前提で考えたほうが安心です。知らないままリフォームを始めると、作業員や近隣住民に危険が及ぶ可能性もあります。 ● まずは専門業者に相談 アスベスト含有の可能性がある場合は、専門の建材調査業者に調査を依頼しましょう。調査から補助金申請、除去、リフォームまで一貫対応してくれる業者も存在します。 まとめ アスベストはかつては万能素材として建材に広く使われてきましたが、現在では重大な健康被害をもたらす有害物質として扱われています。特に外壁や屋根といった屋外建材においては、劣化やリフォームによって飛散リスクが高まることがあり、慎重な対応が求められます。 建物が古い場合やリフォームを検討している場合は、まずアスベストの含有調査を行い、必要に応じて適切な処理・再施工を行うことが重要です。自己判断せず、信頼できる専門家の力を借り、安全・安心な住まいを守りましょう。

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外壁塗装での色むらトラブル:原因・防止策・対処法

    みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、外壁塗装での色むらトラブルについて詳しく解説させて頂きます! 気になる方は最後までご覧いただければ原因や防止、対処法までわかります。 外壁塗装での色むらトラブル:原因・防止策・対処法 外壁塗装は、住まいの美観を整え、耐久性を高める重要な工事です。しかし、塗装工事が完了してみると「色むらがある」「一部だけ色が違うように見える」といったトラブルが起こることがあります。色むらは単なる見た目の問題にとどまらず、施工品質への不安や再工事の手間・費用にもつながる深刻な問題です。今回は、外壁塗装で色むらが発生する原因や対処法、トラブルを防ぐためのポイントを3000字で詳しく解説します。 1. 色むらとは?どんな状態か 「色むら」とは、本来均一であるはずの塗膜の色や質感にバラつきがある状態を指します。具体的には以下のようなケースが代表的です。 一部だけ色が濃い/薄い 表面にツヤの違いがある 塗り継ぎ部分が目立つ 日当たりによって色が違って見える 塗装直後と乾燥後で色が変わる 外壁全体を一色で仕上げる予定だったのに、部分的に色が違って見えると、施主としては「手抜き工事では?」と不信感を抱いてしまいます。 2. 色むらが発生する主な原因 色むらは、塗料の特性や施工手順の不備など、複数の要因が重なって発生します。代表的な原因を項目別に見ていきましょう。 2-1. 塗料の希釈ミス 塗料は水やシンナーで希釈して使用することが多く、希釈の割合が適切でないと発色にムラが出ます。特に部分ごとに希釈濃度が違うと、仕上がりに差が出やすくなります。 2-2. 塗り継ぎやローラー跡 広い面積をローラーや刷毛で塗装する際、職人の作業のつなぎ目にローラー跡や重ね塗りの境目が残ることがあります。これが乾燥後に「色むら」として目立つ原因になります。 2-3. 下地処理の不備 外壁の下地が汚れていたり、素地の吸い込みが均一でなかったりすると、塗料が一様に乗らず、発色に差が出ます。特に旧塗膜の劣化が激しい場合や、クラック補修跡がある場合に発生しやすいです。 2-4. 天候・湿度の影響 塗装中の急な雨、直射日光、高湿度などは塗料の乾燥に影響を与えます。乾燥速度が異なると塗膜の仕上がりが不均一になり、色むらの原因になります。 2-5. 塗料のロット違い 同じ製品の塗料でも、製造時期(ロット)が異なると微妙に色や粘度が違うことがあります。違うロットを使って途中から塗装すると、明らかに色差が生じることがあります。 3. 色むらトラブルを防ぐための対策 外壁塗装で色むらが起きないようにするには、事前の準備と現場での丁寧な作業が不可欠です。以下に代表的な対策を紹介します。 3-1. 下地処理を丁寧に行う 高圧洗浄、ケレン、ひび割れ補修などの下地処理を丁寧に行うことで、塗料の吸収が均一になり、色むらのリスクを減らせます。下塗り材の選定も重要です。 3-2. 同一ロットの塗料を使う 発注時に塗料のロット番号を確認し、できるだけ同一ロットでまとめて手配することで色差を回避できます。大面積を塗る場合は、必要量を事前に計算しておくことが大切です。 3-3. 日をまたがず一気に塗る 塗装面は、可能な限り一気に仕上げることで継ぎ目が目立ちにくくなります。職人の技術と段取りによって仕上がりが大きく左右されるポイントです。 3-4. 熟練職人に依頼する 経験の浅い職人では、ローラー跡を残したり、色合わせが不十分だったりするリスクがあります。色むらを防ぐには、信頼できる業者・職人に依頼することが最も確実です。 3-5. サンプル板で色確認をする 実際の塗装前に「塗り板見本(サンプル板)」を作成し、実物で色を確認しておくことで、「思っていた色と違う」といったトラブルを回避できます。日当たりでの見え方もチェックしましょう。 4. 色むらが発生してしまった場合の対処法 工事完了後に色むらに気づいた場合は、まず施工業者としっかり話し合うことが重要です。以下のような流れで対処します。 4-1. 写真で記録を残す 気になる部分を複数の角度から撮影し、証拠として記録します。日中・日陰・夕方など光の条件を変えて撮るとより正確です。 4-2. 業者に現場確認を依頼する 色むらを伝え、現場で再確認してもらいます。多くの場合、業者も品質を保証する責任があるため、無償で補修を提案してくれることがあります。 4-3. 再塗装の可否を相談 色むらの程度が軽微であれば部分補修で済みますが、広範囲に及ぶ場合は上塗りの再塗装が必要になることもあります。その際の費用負担や納期について明確に取り決めましょう。 4-4. 第三者機関に相談(必要時) 話し合いが平行線をたどる場合は、「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」などの第三者機関に相談し、公正な判断を仰ぐことも検討できます。 5. よくある色むらトラブル事例と教訓 ケース1:ローラー跡がくっきり 築15年の戸建て住宅で、外壁をアイボリー系に塗装。工事後に見ると、南面の中腹にローラー跡が残り、ライン状に目立っていた。原因は、日中の強い日差しの中での塗装で、乾燥が早すぎたこと。→教訓:夏場の塗装では朝夕など涼しい時間帯を選ぶ。 ケース2:補修跡が浮き出た 外壁クラックの補修部分だけ色が浮いて見える仕上がりに。原因は、下塗り材の吸収率の違いに対して均一な塗布がされなかったこと。→教訓:補修跡には下塗りを二度塗りして馴染ませるなどの工夫が必要。 まとめ 外壁塗装での色むらトラブルは、仕上がりの美しさや住まいの価値に直結する問題です。その多くは、事前の段取りと丁寧な作業によって防ぐことができます。施工業者選びから塗料の選定、現場の管理まで、施主と業者の連携が成功のカギです。万一トラブルが起きた場合も、慌てず冷静に対応すれば解決できます。 「安さ」よりも「品質」と「信頼性」を重視して外壁塗装を行えば、色むらのない美しい仕上がりを実現できますね!

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屋根塗装施工の工程と注意点 ~住宅の屋根リフォーム完全ガイド~

みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、前回につづき屋根について工程や注意点をまとめましたのでぜひ最後までご覧頂ければ嬉しいです! 屋根塗装施工の工程と注意点 ~住宅の屋根リフォーム完全ガイド~ 屋根塗装は住宅メンテナンスの中でも非常に重要な工程です。雨風や紫外線、積雪、塩害などにさらされる屋根は劣化が進みやすく、定期的な塗り替えが必要です。本稿では、屋根塗装の基本的な施工工程と、失敗しないための注意点を詳しく解説します。 1. 屋根塗装の施工工程 屋根塗装は外壁塗装と比べて高所作業・劣化度合いの差が大きいため、慎重な工程管理が求められます。以下が標準的な施工工程です。 ① 現地調査・劣化診断 施工前に行われる最も重要な工程。 ・塗膜の剥がれ・色褪せ・サビ・コケ・カビの有無 ・瓦、スレートのひび割れ、ズレ ・棟板金の浮き、釘抜け ・雨漏り跡の確認 →これにより補修工事の有無、必要塗料、工事方法が決定します。 ② 足場の設置・飛散防止ネット張り 屋根作業は危険が伴うため、必ず足場とネットを設置します。 近隣への塗料飛散防止、作業員安全確保が目的。 ③ 高圧洗浄 古い塗膜、汚れ、コケ、藻、粉じんを150~200kg/㎡の高圧水で洗浄。 →この工程が不十分だと新塗膜が密着せず剥がれやすくなります。 【ポイント】 ・コケ・カビの酷い場合はバイオ洗浄剤使用 ・乾燥時間は最低1日確保(雨天時除く) ④ 下地補修 洗浄後、必要に応じ以下の補修作業。 補修内容 内容 棟板金交換 板金浮き・釘抜けの補修 ひび割れ補修 スレート瓦などのクラック埋め サビ落とし 金属屋根のケレン(磨き)作業 釘打ち直し 抜けかけた釘の固定 ※補修の質が塗膜寿命に直結します。 ⑤ 下塗り(シーラー・プライマー塗布) 屋根専用下塗り材を使用。 下地と上塗り塗料の密着性向上+吸い込み防止+防サビ。 【例】 ・スレート瓦:シーラー ・金属屋根:防サビプライマー ・モニエル瓦:専用フィラー 【注意】 ・塗布量・乾燥時間遵守(不十分だと剥がれ原因) ⑥ 中塗り 上塗りと同じ塗料を使い、膜厚を確保。 耐候性・遮熱性・防水性の土台作り。 【重要】 ・塗布量厳守(規定量以下は耐久性大幅低下) ・塗りムラ・塗り残し確認 ⑦ 上塗り 最終仕上げ層。 紫外線・熱・雨から屋根を守る塗膜形成。艶・色もここで決まる。 【ポイント】 ・メーカー指定乾燥時間を厳守(短縮不可) ・2回塗り厳守(耐久性能確保) ⑧ 仕上げチェック・手直し 塗りムラ、ピンホール(気泡)、ダレ、塗り残し確認。 →必要に応じ補修塗り。 ⑨ 足場解体・清掃・施主確認 塗膜完全乾燥後に足場解体。 現場清掃後、施主立会い確認・引き渡し。 2. 屋根塗装時の注意点 ■ 施工前の注意点 ① 屋根材の種類確認 ・スレート、金属、モニエル瓦などで必要塗料が異なる。 ・誤塗装は密着不良・早期剥離原因。 ② 劣化度合いの正確な診断 ・「塗装不可レベル」なら葺き替え提案も必要。 (例:スレートの層間剥離、棟板金の腐食進行) ■ 施工中の注意点 ① 気候条件厳守 ・気温5℃以下・湿度85%以上では塗装不可。 ・梅雨時期、降雪期は要注意。 ② 乾燥時間遵守 ・下塗り→中塗り→上塗りの間隔短縮NG(剥がれ原因) ・特に冬場は乾燥時間長め必要。 ③ 塗布量と塗り回数 ・規定量以下→耐用年数激減。 ・「3回塗り」が標準(1回減は違反施工)。 ④ 強風・雨天対策 ・強風時の吹付作業は飛散事故の危険。 ・雨養生シート必須(雨染み防止)。 ■ 施工後の注意点 ① 塗りムラ・ダレの最終確認 ・特に屋根勾配部、谷部、板金周り注意。 ② 塗膜保証の確認 ・遮熱塗料10年、フッ素15年以上保証が目安。 ・保証書発行業者推奨。 ③ 塗料メーカー名・品番確認 ・契約と実使用塗料が一致しているか。 ・第三者チェックも有効。 3. 屋根塗装施工でよくある失敗例 失敗内容 原因 防止策 1年以内に剥がれ 乾燥不足・下地不良 乾燥・下塗り厳守 塗りムラ・色ムラ 作業スピード優先 2度以上の塗布確認 屋根裏結露 通気不足・防水塗料過剰 換気棟設置検討 近隣から苦情 塗料飛散・騒音 飛散防止ネット必須 4. 屋根塗装のメンテナンス時期の目安 屋根材 塗替え目安 備考 スレート瓦 10~15年 塗膜劣化→水吸収開始 金属屋根(トタン等) 8~12年 サビ注意 ガルバリウム鋼板 15~20年 フッ素塗装推奨 和瓦 基本不要 漆喰補修は必要 5. まとめ 屋根塗装は外壁以上に施工品質が問われる重要工事です。正しい工程を守り、屋根材に適した塗料・下地処理を行うことで、屋根の耐用年数は大幅に延び、住宅の防水性・断熱性も向上します。 特に遮熱塗料は、近年の猛暑対策としても注目されており、冷房費削減・快適な室内環境作りにも効果を発揮します。 ■ 成功のポイント 劣化診断の正確さ 足場・飛散防止の徹底 下地処理・3回塗り厳守 施工条件(気温・湿度)確認 保証・アフターサービス確認 以上を守れば、10年~20年安心できる屋根塗装が実現します。

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屋根専用塗料トップ5と選び方 〜2025年最新版〜

みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、屋根専用塗装トップ5について詳しく解説させて頂きます。 ぜひ、最後までご覧頂ければ嬉しいです! 屋根専用塗料トップ5と選び方 〜2025年最新版〜 住宅の長寿命化、室内環境の快適性、そして美観の向上を考えるうえで、屋根の塗装は極めて重要なリフォーム工事です。外壁と違い、屋根は紫外線、雨風、熱、積雪といった過酷な環境に晒されるため、専用の高耐久塗料を選定することが必要です。本稿では、2025年現在、屋根塗装におすすめのトップ5塗料とその特徴、選び方について詳しく解説します。 1.屋根塗装の役割と重要性 ■ 防水性・防錆性の向上 屋根は雨風や結露の影響を最も受けやすい部分です。塗膜が劣化すると雨漏り、サビ、腐食が進行し、住宅内部に深刻なダメージを与える恐れがあります。塗装でこれらを防ぎ、長期間の保護を実現します。 ■ 遮熱・断熱性能の付加 近年の猛暑対策として、遮熱塗料が人気です。赤外線を反射し屋根表面の温度上昇を抑えることで、室内温度の上昇も防ぎ、冷房費の削減にも寄与します。 ■ 美観の維持 塗り替えにより色ムラや褪色を一新し、屋根の輝きを取り戻します。建物全体の印象も良くなります。 2.屋根専用塗料の選び方ポイント 耐用年数:15年以上持つものが理想。 遮熱性:猛暑地域では重要。 防錆性・防水性:特に金属屋根には必須。 コストパフォーマンス:長寿命ほど塗り替え回数減少=生涯コスト減。 施工実績・信頼性:国内主要メーカー品推奨。 3.屋根専用塗料トップ5(2025年最新版) ■ 第1位:スーパーシャネツサーモSi(アステックペイント) 【種別】遮熱シリコン 【耐用年数】15~20年 【特徴】 ・赤外線反射率80%以上の優れた遮熱性能 ・遮熱だけでなく防水性、耐候性も高い ・価格と性能のバランスに優れる 【おすすめポイント】 近年の住宅屋根塗装で圧倒的な人気。金属屋根・スレート瓦どちらにも対応。 猛暑対策・電気代削減を考える家庭向け。 ■ 第2位:サーモアイSi(日本ペイント) 【種別】遮熱シリコン 【耐用年数】12~15年 【特徴】 ・塗膜表面だけでなく「下塗り材(サーモアイシーラー)」にも遮熱効果を持つ ・JIS認定の遮熱性能 ・カラーバリエーションが豊富 【おすすめポイント】 夏の冷房代節約を真剣に考えるならサーモアイシリーズ。 国の公共施設でも採用実績多数。 ■ 第3位:ルーフスターSi(関西ペイント) 【種別】屋根専用シリコン 【耐用年数】10~15年 【特徴】 ・屋根専用設計の高密着・高耐久シリコン ・コストパフォーマンスに優れる ・乾燥が早く作業性良好 【おすすめポイント】 コスト重視でスレート屋根におすすめ。地方工務店も多数採用。 ■ 第4位:ファイン4Fベスト(日本ペイント) 【種別】4フッ化フッ素樹脂塗料 【耐用年数】15~20年 【特徴】 ・フッ素樹脂により超耐久、紫外線耐性◎ ・低汚染性で美観持続 ・高額だが生涯コストは低 【おすすめポイント】 長寿命・高耐久を重視したいならこれ。メンテナンス回数減=結果的に経済的。 鉄板屋根、トタン屋根にも最適。 ■ 第5位:快適サーモWSi(水谷ペイント) 【種別】遮熱シリコン 【耐用年数】12~15年 【特徴】 ・高い遮熱性能 ・カラーロス(退色)が少ない設計 ・金属系屋根(トタン、ガルバリウム)専用タイプあり 【おすすめポイント】 ガルバリウム鋼板など金属系屋根には特に強い。 住宅街や都市部向き。 4.その他注目塗料 商品名 特徴 耐久性 アレスクールSi(関西ペイント) 遮熱+親水性で汚れ防止 12~15年 スーパーシリコンルーフペイント(スズカファイン) シリコン、低汚染型 12~15年 セラMフッソルーフ(エスケー化研) フッ素系、超耐久 15~20年 5.屋根塗料の価格相場(2025年現在) 塗料種別 平均単価(㎡) 例 アクリル 1,500~2,000円 低耐久のため住宅には非推奨 ウレタン 2,000~2,800円 仮設・物置用 シリコン(遮熱) 2,800~3,800円 スーパーシャネツサーモSi等 フッ素 3,800~5,500円 ファイン4Fベスト等 無機 4,500~6,500円 ルミステージルーフ等(高額) 6.屋根材別おすすめ塗料例 屋根材 おすすめ塗料 理由 スレート瓦 スーパーシャネツサーモSi 遮熱・防水◎ 金属屋根 快適サーモWSi 防錆・耐熱特化 トタン屋根 ファイン4Fベスト フッ素で防錆性抜群 ガルバリウム サーモアイSi 密着+遮熱 和瓦 塗装不可 ※基本不要(必要時は専用品) 7.まとめ ● 総合1位:「スーパーシャネツサーモSi」 → 遮熱・耐久・防水・コスパ全てに優れ、屋根塗装の王道。 ● 遮熱特化:「サーモアイSi」「快適サーモWSi」 → 猛暑・省エネ対策に最適。 ● 耐久最強:「ファイン4Fベスト」 → メンテ回数減、結果的にコスト安。 ● コスト重視:「ルーフスターSi」 → 安価+耐久で住宅屋根におすすめ。 ● 金属屋根用:「快適サーモWSi」 → 鋼板・トタン専用設計でサビ・熱対策万全。 8.屋根塗装選びの注意点 下塗り材は屋根専用品を使用すること。(密着性確保) 断熱塗料と遮熱塗料の違いを理解すること。(屋根は基本遮熱) 塗料と施工業者の実績確認。(メーカー推奨品+技術力が重要) 20年以上の耐用を求める場合はフッ素or無機を選択。

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外壁塗装に関するアレコレ¿

みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、塗装メーカーやランキングについて解説させて頂きます。 ぜひ、最後までご覧頂ければうれしいです♪ 1. おすすめ塗料メーカー一覧(国内主要メーカー) ■ 日本ペイント(ニッペ) ・業界最大手。住宅用から工場、橋梁まで網羅。 ・代表商品:「パーフェクトトップ」「ファインシリコンフレッシュ」「ピュアライドUVプロテクトクリヤー」 ・特長:コスパ・カラーバリエーションに強い。 ■ 関西ペイント(カンペ) ・老舗大手。耐候性・高性能商品に定評。 ・代表商品:「RSシルバーグロスSi」「アレスダイナミックTOP」 ・特長:住宅塗料でも遮熱・ラジカル制御塗料が人気。 ■ エスケー化研 ・建築仕上げ材国内トップ。防水・外壁・屋根塗装に強い。 ・代表商品:「プレミアムシリコン」「クリーンマイルドシリーズ」 ・特長:ラジカル制御型塗料が特に評価高い。 ■ アステックペイント ・九州発の成長メーカー。塗料の機能性重視。 ・代表商品:「超低汚染リファインSi」「スーパーシャネツサーモ」 ・特長:高耐久・遮熱・低汚染性で評価急上昇中。 ■ SKK(スズカファイン) ・意匠系塗料に強み。外観デザイン重視住宅向け。 ・代表商品:「ベルアートSi」「セラミシリコン」 ・特長:外壁デザイン塗材の品ぞろえが豊富。 ■ 水谷ペイント ・金属系(屋根・トタン)塗料に特化。 ・代表商品:「ナノコンポジットW」「パワーシリコンマイルドⅡ」 ・特長:サイディング、鉄部向け塗料充実。 2. 最新塗料ランキング(2025年版・人気順) 順位 商品名 メーカー 特徴 耐久年数 1位 パーフェクトトップ 日本ペイント コスパ最強のシリコン 12〜15年 2位 プレミアムシリコン エスケー化研 ラジカル制御型代表作 12〜15年 3位 超低汚染リファインSi アステックペイント 超低汚染・遮熱・防藻 15年超 4位 ファインパーフェクトトップ 日本ペイント 高耐久ラジカル制御 15年超 5位 RSシルバーグロスSi 関西ペイント 高級感・艶持続 15年超 6位 スーパーシャネツサーモSi アステックペイント 遮熱・断熱に特化 15年 7位 アレスダイナミックTOP 関西ペイント ラジカル制御・低汚染 12〜15年 8位 ピュアライドUVプロテクトクリヤー 日本ペイント サイディング専用クリヤー 10〜12年 9位 ナノコンポジットW 水谷ペイント セルフクリーニング効果 10〜12年 10位 セラミシリコン スズカファイン 高耐候シリコン樹脂 10〜12年 3. 戸建住宅での人気塗料(2025年版) 【コスト重視層】 パーフェクトトップ(ニッペ)  低価格・高品質シリコンの定番。築10年〜20年住宅向け。 【耐久性重視層】 プレミアムシリコン(エスケー化研)  ラジカル制御型で塗り替え周期15年。雨・紫外線に強い。 超低汚染リファインSi(アステック)  外壁の汚れが気になる立地に最適。長期的に美観保持。 【遮熱・断熱重視層(猛暑対策)】 スーパーシャネツサーモSi(アステック)  屋根・外壁両用。夏の冷房費削減実績多数。 【デザイン・美観重視層】 ピュアライドUVプロテクトクリヤー(ニッペ)  サイディング柄活かし+UV防御。築浅住宅の人気品。 ベルアートSi(スズカファイン)  吹付け・意匠仕上げ専用。オリジナリティ外壁向き。 まとめ 迷ったら「パーフェクトトップ」or「プレミアムシリコン」がおすすめ → コスパ、耐久性、施工性の3拍子揃い。 遮熱希望なら「スーパーシャネツサーモ」シリーズ → 屋根・壁トータルで断熱。 汚れ対策なら「超低汚染リファイン」シリーズ → 都市部や車通りの多い地域向き。   ♦新築・築浅住宅向けおすすめ塗料(築5~10年未満) ■ クリヤー塗料(透明仕上げ) 新築・築浅の「窯業系サイディング」「タイル調サイディング」に最適。 デザインを活かしつつ外壁保護。 商品名 メーカー 特徴 耐用年数 ピュアライドUVプロテクトクリヤー 日本ペイント サイディング専用UVカット 10~12年 クリーンSDトップ エスケー化研 超低汚染タイプ、艶あり・艶消し選択可 12年程度 セラミクリヤー スズカファイン 高耐候性・防汚性に優れる 10~12年 ■ ラジカル制御型塗料 築浅で「色変え」「長期メンテナンスフリー」を求める場合におすすめ。 商品名 メーカー 特徴 耐用年数 ファインパーフェクトトップ 日本ペイント ラジカル制御の定番 15年超 プレミアムシリコン エスケー化研 コスパ良し・カラーバリエ豊富 12~15年 アレスダイナミックTOP 関西ペイント UV耐性・防汚性◎ 12~15年 ■ 遮熱塗料(断熱対策) 新築住宅の省エネ性能UP・冷房効率向上目的。 商品名 メーカー 特徴 耐用年数 スーパーシャネツサーモSi アステックペイント 遮熱・防汚・高耐久 15年 サーモアイSi 日本ペイント 赤外線反射率最高クラス 10~15年 2. フッ素・無機塗料トップ10(2025年版) 「超高耐久」「長期メンテナンスフリー」を求める方向け。 フッ素系・無機系は20年以上の耐候性を誇る塗料も多い。 順位 商品名 メーカー タイプ 特徴 耐用年数 1位 ルミステージ AGC フッ素 最高級、30年クラス 20~30年 2位 ファイン4Fセラミック 日本ペイント フッ素 コスト・耐久性バランス◎ 15~20年 3位 セラミシリコンフッ素 スズカファイン フッ素 美観・防藻・防カビ 15~20年 4位 プレミアム無機 アステックペイント 無機 超低汚染・高耐久 20~25年 5位 スーパーセラタイトF エスケー化研 フッ素 超親水性セルフクリーニング 15~20年 6位 ナノコンポジットF 水谷ペイント フッ素 防汚・光沢保持 15~20年 7位 無機ハイブリッドコート アステックペイント 無機 防水+フッ素樹脂のハイブリッド 20年 8位 クリーンマイルドフッソ エスケー化研 フッ素 コストパフォーマンス良 15~18年 9位 ピュアアクリル無機 アステックペイント 無機 伸縮・ひび割れ防止性能 20年 10位 超低汚染リファインMF アステックペイント フッ素・無機混合 低汚染・高耐候性 20~25年 まとめ ●新築・築浅なら デザイン保持重視 →「UVプロテクトクリヤー」「クリーンSDトップ」 高耐久カラー重視 →「プレミアムシリコン」「ファインパーフェクトトップ」 断熱遮熱重視 →「スーパーシャネツサーモSi」「サーモアイSi」 ●フッ素・無機なら 最長寿命 →「ルミステージ(AGC)」30年レベル 価格と耐久バランス →「ファイン4Fセラミック」 セルフクリーニング+美観維持 →「スーパーセラタイトF」   ご自身の住宅にあったものを選ぶというのはとても大変なことですね! そんな時はぜひ、横浜ペイントにご相談ください!!!じっくりご相談に乗らせて頂きます♪

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外壁塗装に使用される材料の種類と特徴について

  みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、外壁塗装に使われている外壁塗装の種類と特徴について解説させて頂きます。 最後まで読んで頂ければ嬉しいです。   外壁塗装に使用される材料の種類と特徴について 住宅や建物の美観を維持し、耐久性や防水性を高めるために欠かせない外壁塗装ですが、その性能は使用する塗料の種類や特性に大きく左右されます。ここでは、外壁塗装で主に使用される塗料の種類や特徴、選び方について詳しくご紹介します。 1.外壁塗装における塗料の役割 外壁塗装に使用される塗料には大きく分けて3つの役割があります。 ① 美観の向上 塗料の色や光沢感により建物の印象は大きく変わります。近年はデザイン性の高いカラーも多く、家全体のイメージアップに寄与します。 ② 防水性・耐候性の付与 塗料は外壁の表面を覆うことで、雨水や紫外線、風、塵などの影響から基材を守ります。これにより劣化の進行を防ぎ、住宅の寿命を延ばす効果があります。 ③ 機能性の付加 断熱・遮熱、防カビ・防藻、セルフクリーニングなど、特殊な機能を持つ塗料も増えており、地域の気候や施主の希望に応じて選ぶことができます。 2.主な塗料の種類と特徴 外壁塗装に使われる塗料は、主成分(樹脂)の種類によって分類されます。以下、代表的な塗料とその特徴を説明します。 ① アクリル塗料 特徴 ・価格が非常に安価 ・発色が良く、カラーバリエーションが豊富 ・耐用年数:5〜7年 デメリット ・紫外線や雨風に弱く、耐久性が低いためこまめな塗り替えが必要 用途 ・短期での塗り替えや、仮設住宅、倉庫、工場などに適しています。 ② ウレタン塗料 特徴 ・比較的安価 ・弾性があり、ひび割れに強い ・耐用年数:7〜10年 デメリット ・紫外線による劣化が早く、10年以上の耐久を求める場合には不向き 用途 ・コストを抑えつつ、一般住宅やアパート、低層ビルに使われることが多い ③ シリコン塗料(現在最も主流) 特徴 ・価格と性能のバランスが良い ・撥水性、耐候性、光沢保持性が優れる ・耐用年数:12〜15年 デメリット ・アクリルやウレタンより価格が高め 用途 ・戸建住宅・マンション問わず広く使われている標準的な塗料 ④ フッ素塗料(高耐久・高価格) 特徴 ・非常に高い耐久性と撥水性 ・紫外線や酸性雨に強い ・耐用年数:15〜20年 デメリット ・高価格(シリコンの1.5倍以上の場合も) 用途 ・高層ビル、商業施設、公共施設などメンテナンス頻度を抑えたい建物 ⑤ 無機塗料(最高グレード) 特徴 ・無機質(ガラスや石など)を主成分とするため不燃性、超高耐久 ・カビ・藻がつきにくい ・耐用年数:20年以上 デメリット ・非常に高価格 ・施工できる業者が限られる場合も 用途 ・豪邸、重要文化財、高耐久住宅、公共施設 ⑥ ラジカル制御型塗料(最新技術) 特徴 ・塗膜の劣化要因であるラジカル(酸化因子)の発生を抑制 ・高耐久、コストパフォーマンス良好 ・耐用年数:12〜16年 デメリット ・歴史が浅く長期実績がやや少ない 用途 ・戸建住宅向けとして注目されている 3.特殊機能塗料 上記の樹脂成分以外にも、最近では機能性に特化した塗料も人気です。 ① 断熱・遮熱塗料 太陽光の熱を反射し、夏場の室内温度上昇を抑制。冷房費削減に寄与。 ② 防カビ・防藻塗料 湿度の高い地域や北側外壁などカビ・藻の発生しやすい箇所に最適。 ③ セルフクリーニング塗料 雨水が汚れを流し落とす効果。汚れの付着を防ぎ、美観を長期間保持。 ④ 低汚染型塗料 排気ガスや砂埃の付着を防止。都市部向き。 4.外壁材との相性 外壁材の種類によっても適した塗料は変わります。 外壁材 推奨塗料 モルタル シリコン、ラジカル制御 サイディング シリコン、フッ素 コンクリート打放し クリア塗料、フッ素 ALCパネル シリコン、防水塗料 トタン・ガルバリウム鋼板 フッ素、無機 5.塗料選びのポイント ① 耐用年数 長く持たせたいならフッ素や無機塗料、短期更新ならアクリルやウレタン。 ② 価格 予算に合わせて選択。安価なものほどメンテナンス周期が短くなります。 ③ 機能性 断熱や防カビなど、環境や目的に応じた機能付加を検討。 ④ 施工業者の提案 施工実績のある業者に相談し、建物状況・周辺環境に合う塗料を選ぶのも重要です。 まとめ 外壁塗装に使用する塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機、ラジカル制御型といった多様な種類があり、それぞれ価格・耐久性・機能性が異なります。選択肢の幅が広がっている今、コストだけでなく、住宅の構造や立地、将来のライフプランも含めて最適な塗料を選ぶことが大切です。おすすめのメーカーや人気メーカーも気になりますね!次回は、もっと深堀して解説できればと思いますのでぜひ、次回のブログもご覧ください♪ 信頼できる施工業者とよく相談し、自分の家にとって最も価値ある塗装を実現しましょう!

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地球温暖化とは何か ~その現状と未来~

  みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、地球温暖化について解説させて頂きます。 私たちに今からできることはあるのでしょうか?一緒に考えて生きましょう!   地球温暖化とは何か ~その現状と未来~ 1.地球温暖化とは 地球温暖化とは、大気中の温室効果ガスの増加により、地球全体の平均気温が上昇する現象を指します。特に産業革命以降、人類の活動によって大量の二酸化炭素(CO₂)、メタン(CH₄)、一酸化二窒素(N₂O)などの温室効果ガスが排出され、その影響で地球の気温は過去100年間で約1.2℃上昇したと報告されています。 2020年代以降、世界各地で異常気象、海面上昇、生態系の変化が頻発し、国際連合(UN)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)も「気候危機」という言葉で警告を発するようになりました。 2.温暖化の原因 (1)化石燃料の大量消費 石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料の燃焼でCO₂が大量発生します。発電、自動車、工場などで日々使われるエネルギー源が主な原因です。 (2)森林破壊 森林は大気中のCO₂を吸収する働きがありますが、伐採・焼失によりこの機能が低下し、CO₂濃度の上昇につながっています。特にアマゾンや東南アジアの熱帯林の減少が深刻です。 (3)畜産業の拡大 牛のげっぷなどから発生するメタンはCO₂の25倍の温室効果があります。畜産業の大規模化が温暖化ガスの増加に影響しています。 (4)フロンガスなどの排出 冷蔵庫、エアコンなどで使われる代替フロン類も強力な温室効果ガスとして問題視されています。 3.地球温暖化がもたらす影響 (1)気温上昇 今後も対策が不十分なら2100年までに4~5℃の気温上昇が予測されています。これにより熱中症、感染症リスクが増大します。 (2)極端気象の増加 ・猛暑、豪雨、台風・ハリケーンの大型化 ・干ばつ、森林火災の頻発(カリフォルニア・オーストラリアなど) ・大雪や寒波の異常気象も増加(気流の乱れによる) (3)海面上昇 南極・グリーンランド氷床の融解により海面上昇が進行。ツバル、バングラデシュ、モルディブなどの島国・沿岸部の水没リスクが現実化。 (4)生態系の崩壊 サンゴ礁の白化、北極クマの生息地縮小、昆虫・鳥類・植物の分布変化など多くの生物に影響。絶滅危惧種が増加。 (5)農業・食料問題 干ばつや豪雨により農作物の収穫量減少。コーヒー・米・小麦などの生産地が北上・変化する可能性あり。 (6)人間社会への影響 ・水資源不足(アフリカ・中東) ・気候難民の増加(2100年までに最大2億人) ・社会不安、紛争の増加懸念 4.地球温暖化対策 (1)再生可能エネルギーの普及 太陽光、風力、地熱、バイオマス、小水力発電などCO₂を排出しない発電方法への転換が重要です。世界では2030年までに石炭火力発電ゼロを目指す動きも。 (2)省エネ・節電 ・LED照明、断熱住宅、エコカー(EV車・ハイブリッド車)利用 ・不要な電力使用の削減、無駄な暖房・冷房の制御 (3)植林・森林保護 森林再生、違法伐採防止、グリーンベルト政策などを強化し「CO₂吸収源」を増やす努力が必要です。 (4)炭素価格制度(カーボンプライシング)の導入 CO₂排出に対し課税する仕組み(炭素税・排出権取引)が世界各国で拡大中。日本も導入検討中。 (5)CCS技術(CO₂回収・貯留)の開発 発電所・工場で排出されるCO₂を回収し地下に封じ込める技術。まだ発展途上だが、今後の温暖化対策の柱と期待。 (6)ライフスタイルの転換 ・プラスチック削減(マイバッグ、リサイクル) ・エコな食生活(地産地消、フードロス削減、代替肉) ・公共交通・自転車・徒歩の利用推進 5.国際的な取り組み (1)パリ協定(2015年) 世界196か国が「産業革命前比2℃未満(できれば1.5℃以内)の気温上昇抑制」を目指して合意。 (2)SDGs(持続可能な開発目標) 目標13「気候変動に具体的な対策を」に温暖化防止が明記。企業や自治体も積極参加。 (3)COP(国連気候変動枠組条約締約国会議) 毎年開催。2021年のCOP26では石炭火力縮小、森林保護、メタン削減など合意。今後も世界規模の行動が期待。 6.日本の現状と課題 日本の温室効果ガス排出量は世界5位(2022年時点)。省エネは進むが、石炭火力依存の高さ、再エネ比率の低さが課題。国も「2050年カーボンニュートラル」を目指す方針を表明。 企業、家庭レベルでの対策(電気自動車普及、ZEH住宅、家庭用太陽光発電など)が求められています。 7.私たちにできること 節電・節水を意識 プラスチック使用を減らす(リサイクル、マイボトル活用) 食品ロスをなくす(必要な分だけ買う、余った食材を活用) 車利用を減らし自転車・公共交通を利用 環境配慮型製品(エコ家電、省エネ住宅)の購入 植林・清掃活動など地域の環境活動への参加 SNSや発信で温暖化問題を広める 8.まとめ 地球温暖化はすでに私たちの暮らしや未来を脅かす重大な問題です。自然災害の増加、農作物の不作、生態系の変化など、あらゆる側面に影響が広がっています。しかし再生可能エネルギー、省エネ技術、ライフスタイルの転換といった人間の努力次第で、温暖化の進行を緩め、未来世代により良い地球環境を残すことは可能です。 一人一人の行動が、温暖化を止める大きな力になります!

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住宅コンクリート塗装の基礎知識と実践法

みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、住宅コンクリート塗装について解説させて頂きます! ぜひ最後までご覧になってください。   住宅コンクリート塗装の基礎知識と実践法 1.コンクリート塗装とは コンクリート塗装とは、住宅の基礎・外壁・床などコンクリート部分の表面に塗料を塗布し、耐久性、美観、防水性、防汚性を向上させる施工方法です。コンクリートはそのままだと吸水しやすく、劣化・中性化・ひび割れ・剥離・カビ苔の発生を招きます。塗装することでこれらを予防し、建物の寿命を伸ばすとともに外観の印象も良くなります。 新築時の仕上げだけでなく、10年〜15年ごとの再塗装が推奨されます。 2.コンクリート塗装の目的と効果 (1)耐久性向上 雨水や湿気の侵入を防ぎ、鉄筋の錆びやコンクリートの劣化を抑制します。特にひび割れが生じやすい基礎部分や外壁は防水性の向上が不可欠です。 (2)美観向上 コンクリート特有の白華(エフロレッセンス)や汚れの付着を防止。色や仕上がりを自由に選べ、住宅の外観デザインの一部となります。 (3)防水・防汚効果 透湿性と防水性を兼ね備えた塗料により湿気によるカビ・苔・藻の発生を抑制します。車庫・外階段などは特に重要です。 (4)中性化防止 空気中の二酸化炭素がコンクリート内部に浸透し、pH低下によって鉄筋腐食を招く「中性化」を遅らせます。 3.塗装が必要な住宅のコンクリート部位 基礎部分(布基礎・ベタ基礎) 外壁(打ち放しコンクリート、モルタル下地壁) 車庫・駐車場・アプローチの床面 玄関ポーチ・外階段・ベランダ床 屋上防水層の下地部 ※基礎部分の塗装は見逃されがちですが、雨水の侵入や湿気による劣化を防ぐ重要な工程です。 4.コンクリート塗料の主な種類 (1)アクリル系塗料 安価でDIY向き。外観仕上げには良いが耐久性は5~7年程度と低め。 (2)ウレタン系塗料 防水性、耐久性に優れる。弾性がありひび割れへの追従性が高い。耐用年数8~12年。 (3)シリコン系塗料 汚れにくく、防カビ・防藻効果が高い。住宅外壁の標準品。耐用年数10~15年。 (4)フッ素系塗料 高耐久(15~20年)、高防汚性だが高価。メンテナンス回数を減らしたい場合に最適。 (5)無機系塗料 紫外線や風雨に極めて強い。耐用年数20~25年と最長。価格は最も高額。 (6)クリア塗料(透明) 打ち放しコンクリートの意匠性を活かすための透明塗料。防水性・防汚性が高いが着色効果なし。 5.コンクリート塗装の施工工程 ① 洗浄・下地処理 ・高圧洗浄で汚れ・コケ除去 ・クラック(ひび割れ)の補修(コーキングや樹脂充填) ・素地調整(サンダーがけ、目荒らし) ② 下塗り(プライマー塗布) 下地と塗料の密着性を高め、吸い込み止め効果を発揮。プライマーの選択が重要。 ③ 中塗り 本塗り1回目。選定塗料で均一に塗装。仕上がりの耐久性を左右する。 ④ 上塗り 2回目本塗り。美観と耐候性を高める。刷毛・ローラー・吹き付けの方法あり。 ⑤ 乾燥・確認 完全乾燥を待ち、塗りムラ、剥離、ピンホール(気泡跡)がないか確認。 6.塗装費用の目安 ・基礎部分(住宅1棟分):5~15万円 ・外壁(100㎡):50~120万円 ・車庫床(20㎡):10~20万円 ※塗料の種類、施工方法、下地状態により変動。 7.DIYとプロ施工の比較 項目 DIY プロ施工 費用 安価(材料費のみ) 高額(人件費込み) 耐久性 塗りムラ・施工ミスのリスク 長期耐久・保証あり 難易度 要知識・準備 完全対応 工期 1日~1週間(素人) 1~3日(プロ) DIY可能だが、外壁・床など広範囲や重要箇所はプロ推奨。基礎部分のみDIYするケースも多い。 8.施工時の注意点 下地処理を怠らない  汚れ残り・未補修クラックは剥がれ・膨れの原因。 塗布厚の確保  塗り回数不足・塗膜薄は防水性能低下。必ず中・上塗り2回以上。 天候管理  雨天・高湿度は施工NG。乾燥不良による剥離の原因。 塗料の適正選定  室内外、床・壁で適切な塗料を選択。水性・溶剤系の区別も重要。 養生作業の徹底  ドア・窓・床面など非塗装部への飛散防止。 9.最新のコンクリート塗装技術(2025年版) ・セルフクリーニング塗料:親水性塗膜で雨水により汚れ除去。 ・高弾性塗料:大地震時の基礎クラック追従性向上。 ・遮熱塗料:屋上床や外壁で太陽熱を反射し冷房費節約。 ・ナノテク塗料:防水性・耐汚染性・密着力向上。 10.まとめ 住宅コンクリート塗装は、建物の耐久性・美観・省エネ性能を大きく左右する重要なメンテナンス項目です。特に基礎・外壁・床は劣化が進行しやすく、定期的な塗装で雨水侵入やクラック進行を防ぐことが不可欠です。 DIYも可能ですが、長期耐久性を求める場合や施工範囲が広い場合はプロの塗装業者への依頼が望ましいでしょう。コンクリート塗装は単なる見た目の改善だけでなく、「建物寿命の延長」「防水・防錆効果」「住宅資産価値の維持」に直結する非常に重要な作業です。 最新の高機能塗料や施工技術を活用し、適切なタイミングで塗装を行うことで、快適・安全な住宅環境が長く維持できます。

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