雨漏りがおこったお家ーどうすればいいの?
みなさまこんにちわ! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回のテーマは雨漏りについて詳しく解説させて頂きます! ぜひ、最後までご覧頂ければ嬉しいです。 1. 雨漏りとは? 雨漏りとは、住宅の屋根・外壁・窓・ベランダ・サッシなどの防水機能が劣化・破損し、雨水が建物内部に侵入する現象です。特に木造住宅では、木材の腐食・シロアリ被害・断熱材の劣化・カビ発生につながるため、早期発見と補修が極めて重要です。 2. 雨漏りの主な原因 雨漏りの原因は多岐に渡りますが、主に次のような箇所で発生します。 ① 屋根の劣化 瓦やスレートの割れ・ズレ 屋根板金(棟板金、谷板金)の浮き・破損 ルーフィングシート(防水層)の劣化 ② 外壁の劣化 サイディングやモルタルのひび割れ 目地シーリング(コーキング)の亀裂・剥がれ ③ 開口部(サッシ・窓周り) サッシ枠まわりのシーリング劣化 雨仕舞(あまじまい:水の処理)が悪い設計・施工 ④ バルコニー・ベランダ 防水シート・塗膜の劣化 排水口(ドレン)の詰まり ⑤ その他 屋根裏の換気口やアンテナ金具の取付部 給排水管の貫通部まわり 3. 雨漏り診断方法 正確な原因究明が雨漏り工事の成否を左右します。 以下の手法が一般的です。 ① 目視点検 屋根・外壁・窓回りのシーリング等を確認 天井・壁内側のシミ・カビ・クロス浮きもチェック ② 散水試験 疑わしい箇所に水をかけて再現。流入箇所特定。 ③ サーモグラフィー調査 壁内・天井裏の温度差を画像化し、水分の浸入位置を把握。 ④ 赤外線カメラ・内視鏡 壁・天井裏に挿入し、内部の湿気・腐食状況を確認。 ⑤ 発光液調査 特殊な液体(蛍光剤)を散水し、侵入口を紫外線ランプで特定。 ⑥ 吸水計測 木材や内装材の含水率を計り、浸水範囲を確認。 4. 雨漏り補修工事の種類と内容 原因に応じた最適な工法選択が必須です。代表的な工事は以下。 ① 屋根部の修理 瓦・スレートの差し替え、再固定 棟板金の交換・ビス増し打ち ルーフィングシート(防水シート)の張替え 屋根全体の葺き替え(リフォーム) ② 外壁部の修理 クラック補修(Uカット+シーリング注入) 外壁塗装の塗替え(防水塗装) 目地シーリング(コーキング)の打替え サイディング張替え ③ 窓・開口部の修理 サッシ枠シーリング再施工 窓上部の水切り金物設置 サッシ交換(歪み・変形時) ④ ベランダ・バルコニーの修理 ウレタン防水工法(液体防水) FRP防水工法(繊維強化プラスチック) シート防水(塩ビシートなど) 排水口(ドレン)の清掃・交換 ⑤ その他 換気口まわりの防水処理 配管周辺シーリング 内装復旧(天井・壁クロス張替え) 5. 雨漏り工事の費用相場 工事内容 費用目安 瓦・スレート部分補修 3万~10万円 棟板金交換 8万~20万円 屋根葺き替え(30㎡) 50万~150万円 外壁目地コーキング打替え 60万~100万円(30坪) ベランダ防水(10㎡) 15万~30万円 散水調査(診断のみ) 3万~10万円 室内天井復旧(6畳) 5万~15万円 ※ 雨漏り原因・工事範囲により変動します。 6. 雨漏り工事の注意点 ① 原因の「特定」が何より重要 補修失敗例の9割は原因未特定が理由。診断は必ずプロへ。 ② 「部分補修」と「全体補修」の判断 部分補修:軽微な破損時 全体補修:築20年以上・複数箇所劣化時 (例)屋根スレート→表面補修 or 葺き替え判断 ③ 保証と施工業者の選定 保証期間の明示(5~10年) 雨漏り専門業者・屋根工事業者の選定 無料点検だけの業者→「点検商法」注意 ④ 火災保険活用 風災・雹害による雨漏りは保険適用可能。 ※地震・老朽化由来は対象外。 ⑤ 内装工事の併用 室内クロス・断熱材・木材腐食も並行補修推奨。 7. 雨漏り放置のリスク 木材腐朽(梁・柱・土台)→建物強度低下 シロアリ被害拡大 カビ発生→健康被害(アレルギー・喘息) 電気配線ショート→火災リスク 内装材の変色・剥離 ※結果として「大規模リフォーム・建替え」が必要になる恐れ。 8. 最近のトレンド・新技術 ① 高耐候シーリング材(15~20年耐用) オートンイクシード等の長寿命製品登場 ② 遮熱・断熱塗料 屋根・外壁塗装時の遮熱性能向上 防水+省エネの両立 ③ 屋根一体型太陽光パネル 雨漏りリスク低減+発電メリット 施工品質向上 ④ ドローン点検 高所作業不要、安全・高精度化 画像・動画による説明で信頼性UP 9. まとめ 雨漏り工事の基本は「早期発見・正確診断・適切補修」です。 特に木造住宅は構造材の劣化リスクが高いため注意が必要です。 【雨漏り工事成功のポイント】 ✅ 雨漏り専門業者の診断を受ける ✅ 原因部位の特定→原因別の適切工法を選択 ✅ 全体の劣化度(築年数・材料)で全面改修判断 ✅ 補修後の保証(5~10年)確認 ✅ 必要に応じて火災保険活用 雨漏りは放置厳禁。住宅資産価値と居住者の健康のため、早期対応が大切です。 2025年06月17日 更新スタッフブログ