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外壁塗装で失敗しないために!見積もりで注目すべき3つのポイント

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、外壁塗装を検討したときに失敗しないように注意するべきポイントをまとめました! ぜひ、最後までご覧頂ければ嬉しいです。 はじめに 外壁塗装を検討している方にとって、一番の不安は「どこに頼んで、どのくらい費用がかかるのか」ということではないでしょうか? 実際に、ネット検索や口コミなどで業者を探し、見積もりをとっても、「内容がよくわからない」「価格に差がありすぎて困る」といった声が多く聞かれます。 外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、見積もりのチェックポイントを押さえておくことが、失敗しない工事への第一歩です。 今回は、外壁塗装で後悔しないために見積もりで注目すべき3つのポイントを、実例を交えながら詳しく解説します。 1. 総額よりも「内訳」が重要!詳細項目を必ずチェック 見積書を受け取ったとき、多くの方がまず見るのは「合計金額」でしょう。しかし、それだけで判断するのは非常に危険です。 なぜ内訳が重要なのか? 外壁塗装の費用は、材料費・足場費・施工費・下地処理・諸経費など、複数の項目で構成されています。 しっかりした業者であれば、以下のように細かく記載されているはずです。 例: 高圧洗浄:150㎡ × 200円 = 30,000円 外壁塗装(シリコン塗料):150㎡ × 2,200円 = 330,000円 足場架設:200㎡ × 800円 = 160,000円 養生作業:一式 20,000円 下地補修:クラック補修10箇所 × 1,500円 = 15,000円 諸経費:一式 30,000円 このように**「数量 × 単価」が記載されているかどうか**が大切です。もし「外壁塗装 一式 50万円」のような曖昧な表記が多い場合は、要注意。手抜きや高額請求の温床になりかねません。 チェックポイント: 各工程が明確に分かれているか? 数量と単価が記載されているか? 「一式」や「サービス」の多用がないか? 内訳とは?意味、使い方、ビジネスや会計での具体例をわかりやすく解説 - Influencer Marketing Guide 2. 塗料の「種類・メーカー・グレード」は必ず確認! 塗料は外壁塗装の品質を大きく左右する重要な要素です。にもかかわらず、見積もりに「シリコン塗料使用」としか書かれていないことも多く、これでは何を使うのか全くわかりません。 なぜ塗料の詳細が重要か? 塗料には「アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機」などさまざまな種類があり、同じシリコンでもメーカーによって性能や耐久年数が異なります。さらに、グレード(グラッサ、ラジカル制御型など)によっても価格が変わります。 例: 日本ペイント・パーフェクトトップ(ラジカル制御型) エスケー化研・クリーンマイルドシリコン(高耐候性シリコン) 関西ペイント・アレスダイナミックトップ 見積書には**「メーカー名+商品名+グレード(仕様)」**が明記されているかを確認しましょう。 こんな業者は要注意: 「高級塗料使用」など、あいまいな表現のみ メーカー名や正式な商品名が書かれていない 塗料の説明をしてくれない(口頭でごまかす) 内装工事用の塗料の種類と見分け方 - パーテーション工事・内装工事のオフィスボール株式会社 3. 保証内容とアフターサービスの有無を確認! 「工事が終わったらそれで終わり」ではなく、むしろ大事なのは施工後の保証とアフターフォローです。 保証には2種類ある 施工保証(工事に対する保証)  例:3年〜10年保証、塗膜剥離や浮きの補修無料など 製品保証(塗料メーカーの保証)  例:正しい施工が前提で、塗料の劣化が保証期間内に発生した場合に対応 業者が独自で発行する施工保証があるかどうか、そしてその保証書の発行条件や対応範囲を確認しましょう。 アフターサービスも確認! 定期点検や保証期間内の無料補修など、どこまで対応してくれるのかをしっかり確認することが大切です。 チェックリスト: 保証は何年間か? 保証対象はどこまでか(塗膜、ヒビ割れ、剥がれなど) 定期点検の有無と内容(年1回? 写真報告あり?) 保証書は書面で出るか? 保証書とは?役割・種類・製品保証書のひな形・主な記載事項・注意点などを分かりやすく解説! 番外編:相見積もりは3社以上が基本! 1社だけの見積もりで決めるのは避けましょう。 価格や内容の妥当性を判断するために、最低でも2〜3社から見積もりを取ることをおすすめします。 比較するポイントは「価格」だけでなく、「説明の丁寧さ」「担当者の対応」「内訳の明確さ」「提案力」などです。 安さだけで選ぶと、手抜き工事や塗料のすり替えなど、後々大きなトラブルにつながる恐れがあります。 まとめ:見積もりを制する者が塗装を制す! 外壁塗装で失敗しないためには、見積もり内容を正しく読み解く力が欠かせません。以下の3つをしっかりチェックしましょう。 ✅ 1. 明細の内訳が詳しく書かれているか ✅ 2. 塗料のメーカー・商品名・仕様が明記されているか ✅ 3. 保証内容とアフターサービスがしっかりしているか 不明点があれば、遠慮せず質問することも大切です。誠実な業者であれば、丁寧に説明し、納得できる回答をしてくれるはずです。 「良い見積もりは、信頼できる業者の証」。 正しい知識を持ち、慎重に選ぶことで、満足のいく外壁塗装が実現できるでしょう。 2025年07月24日 更新

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遮熱塗料の効果って本当?実際の温度差と導入メリットを紹介!

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回のテーマは、 遮熱塗料 について詳しく解説させて頂きます。最後までご覧いただけるとより詳しくなると思いますのでぜひ最後までご覧頂ければ嬉しいです。 はじめに 近年の猛暑により、住宅の断熱・遮熱対策に注目が集まっています。中でも「遮熱塗料」は、外壁や屋根の表面温度を下げ、室内の暑さ軽減にも効果があるとされ、非常に人気です。しかし、「本当にそんなに効果があるの?」と半信半疑の方も多いのではないでしょうか。 今回は、遮熱塗料の仕組みや実際の温度差、導入メリットをわかりやすく解説します。塗装を検討している方や、夏の電気代を少しでも抑えたい方はぜひ参考にしてください。 遮熱塗料とは?どんな塗料なのか 遮熱塗料とは、太陽光に含まれる「近赤外線(熱線)」を反射することで、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑える特殊な塗料のことです。通常の塗料では熱を吸収してしまい、建物内部に伝わって室温が上昇してしまいますが、遮熱塗料を使うとこれを大幅にカットすることができます。 この塗料は特に「屋根」への塗装において強い効果を発揮します。なぜなら、屋根は直射日光を一番強く受ける部分だからです。 遮熱塗料の主な特徴 赤外線を反射し、熱の吸収を軽減 塗膜の耐久性も高められる 白や明るい色ほど遮熱効果が高い 一般の塗料と比べてやや高価 屋根の種類はいくつある? 家を建てるに当たって知っておきたい屋根の形状や素材を紹介!|カベのススメ 実際の温度差はどのくらい? 「本当に温度が下がるの?」という疑問に答えるため、実際のデータを見てみましょう。 【屋根表面の温度比較(晴天時)】 塗装種類 表面温度(最高) 一般塗料 約65℃前後 遮熱塗料 約45〜50℃ 約15〜20℃も温度が下がるというデータも報告されています。この差は非常に大きく、屋根裏や2階の室温にも影響を与えます。 【室内の温度差】 遮熱塗料によって、建物内部の温度も約2〜3℃下がるとされ、これによりエアコンの稼働頻度が減り、電気代の節約にもつながります。 部屋の温度は何度が理想?適温と室温の違いは? | WHALE HOUSE 遮熱塗料の導入メリット5選 1. 夏の室内温度を下げ、快適な住環境に 遮熱塗料を塗ることで、夏場でも室内が涼しく感じられるようになります。特に屋根裏や2階の部屋にお住まいの方には、大きな恩恵があるでしょう。 2. 冷房費の削減(電気代ダウン) 室温が下がるということは、冷房の設定温度を高くできるということ。例えば、28℃設定でも快適に過ごせれば、冷房の電気代がぐっと抑えられます。 年間を通して見ると、冷房費が10〜15%程度カットされたという声もあります。 3. 外壁や屋根の劣化を抑制 熱は塗膜の劣化を早める要因になりますが、遮熱塗料は表面温度を下げるため、外壁材や屋根材の耐久性を保つ効果も期待できます。 つまり、塗り替えのサイクルが長くなり、長期的なコストメリットが得られます。 4. 環境負荷の軽減(エコな選択) 電気の使用量が減れば、結果としてCO2の排出量も減少します。遮熱塗料は、個人単位でできる「地球温暖化対策」としても注目されています。 地球温暖化の世界の現状や行われている対策とは? 5. 自治体によっては補助金の対象に 一部の自治体では、省エネ・エコ住宅化の取り組みとして、遮熱塗料の塗装に対して補助金を出しているケースがあります。導入前には、地域の補助制度を確認しておくとよいでしょう。 注意点とデメリットも知っておこう 遮熱塗料には多くのメリットがありますが、万能というわけではありません。以下のような点には注意が必要です。 ・冬の断熱効果はない 遮熱塗料は「外からの熱を遮る」のが目的であり、「冬の寒さを防ぐ」断熱効果はほとんどありません。寒冷地などでは別の断熱対策が必要です。 ・色によって効果に差がある 遮熱効果は、白や明るい色ほど高く、黒や濃い色は赤外線を吸収しやすいため効果が下がります。「おしゃれな黒い屋根にしたい!」という方は、遮熱効果とのバランスを考慮する必要があります。 ・通常の塗料より費用が高い 一般的な塗料よりも1.2〜1.5倍程度高価です。とはいえ、長期的な冷房費の節約や耐久性向上を考えると、十分に費用対効果が見込めます。 築30年の家でもできる!断熱材のない家の防寒対策と実例 こんな人におすすめ! 遮熱塗料は、以下のような方に特におすすめです。 夏の室内温度に悩んでいる方 2階が特に暑いと感じる方 築10年以上経っており、塗り替え時期に来ている住宅 エアコン代を節約したい方 環境にやさしい住宅に関心がある方 まとめ:遮熱塗料は「実感できる効果」がある! 遮熱塗料は、単なる「見た目の塗装」ではなく、夏の快適な住まいづくりに直結する「機能性塗装」です。実際に15〜20℃の表面温度差が出るなど、明確な数値として効果が現れるため、暑さ対策に悩む住宅には非常におすすめの選択肢です。 価格はやや高めですが、冷房代の節約や住宅寿命の延命など、長期的に見ればむしろお得。次回の外壁・屋根塗装では、ぜひ遮熱塗料を候補に入れてみてはいかがでしょうか? 2025年07月23日 更新

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クーラー効率が劇的アップ!エアコンの上手な使い方

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回はエアコンとの上手なお付き合いの仕方を紹介させて頂きます。 ぜひ、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。 はじめに 夏本番、気温がぐんぐん上がるこの季節。「クーラーの電気代が高すぎる」「部屋がなかなか冷えない」そんなお悩みを感じているご家庭も多いのではないでしょうか。 実は、クーラー効率を上げる方法は室内の工夫だけではなく、外壁リフォームにもあります。特に「遮熱塗料」を使った外壁塗装は、住宅の温度上昇を抑える強い味方。 この記事では、クーラーの効率的な使い方と、遮熱塗料による外壁リフォームの効果やメリットについてわかりやすく解説します。 1. 夏に冷房効率が下がる原因とは? 「クーラーを入れても効きが悪い」そんなときは、以下のような原因が隠れていることがよくあります。 ● 熱の侵入 住宅の屋根や外壁は、日中の太陽光で強烈に熱せられます。その熱が壁や天井を通じて室内に伝わり、冷房で冷やしてもなかなか温度が下がりません。 ● 断熱性能の低下 築年数が経過すると、外壁の塗膜や断熱材が劣化し、熱の遮断力が弱くなることで、冷房の効率もダウンします。 ● クーラーの使い方 設定温度が適切でなかったり、フィルターが汚れていたりすることで、消費電力が増えるうえに涼しさも感じにくいことがあります。 エアコン掃除は自分でもできる!プロが教える方法を解説|おうちにプロ 2. クーラー効率を上げる!5つの使い方の工夫 まずは、今すぐできる「クーラーの効率的な使い方」からご紹介します。 ① 室温は28℃設定+風量「自動」 冷やしすぎず、効率的な運転を保つには28℃設定+風量は自動モードがベスト。過度な冷却は電力の無駄遣いに。 ② サーキュレーターや扇風機を併用 部屋の空気を循環させることで、冷たい空気を部屋全体に均一に広げることができます。特に天井にたまった熱を下げる効果が大きいです。 ③ こまめなフィルター掃除 フィルターがホコリで詰まると、空気の流れが悪くなり冷却効果が落ちます。2週間に1度の掃除が理想です。 ④ 日中は遮光カーテンやすだれを使う 窓からの熱の侵入も大きな原因。遮光カーテンやアルミ製のすだれで、日差しをシャットアウトしましょう。 ⑤ 室外機の周りを涼しく保つ 室外機が熱を持ちすぎると冷房効率が悪くなります。植木や日よけパネルなどで影をつくるのも有効です。 すだれのおすすめ21選。選び方の解説とタイプごとに製品をご紹介 3. 遮熱塗料とは?外壁塗装で家を「冷やす」時代へ クーラーの効率アップには、外壁の遮熱リフォームも非常に有効です。特に注目されているのが「遮熱塗料」。 ● 遮熱塗料の仕組み 遮熱塗料は、特殊な顔料やセラミック粒子が含まれており、太陽光(とくに近赤外線)を反射して、外壁や屋根の表面温度を大幅に下げる機能を持ちます。 通常の塗料に比べて、表面温度が10〜20℃ほど低下するケースもあるため、熱が室内に伝わりにくくなり、冷房効率が大幅にアップします。 ● 遮熱塗料のメリット 室内温度を**最大2〜3℃**下げる効果が期待できる 冷房使用量が減り、電気代の節約になる 塗膜の劣化が遅く、長寿命 カラー展開も豊富で、デザイン性も◎ 遮熱塗料とは?効果や選び方、費用相場を徹底解説! | トゥインクルワールド 4. 遮熱塗料の施工事例と効果 以下は、実際に遮熱塗料を使用したご家庭の事例です。 ● 事例:築15年 木造2階建て住宅 外壁:遮熱シリコン塗料(白系カラー) 屋根:遮熱フッ素塗料 施工前: 夏の室温:日中34〜35℃ 冷房設定温度:26℃ 施工後: 夏の室温:日中31℃前後 冷房設定温度:28℃でも快適 電気代:月あたり約2,000円節約 このように、遮熱塗料の効果は「体感」と「電気代」の両方に現れます。 サーモアイDF|日本ペイント株式会社 5. 遮熱塗料を選ぶ際のポイント 遮熱塗料は様々なメーカーから出ていますが、選ぶ際には以下のポイントをチェックしましょう。 ● 耐久性 10年未満で劣化する製品もあるため、「シリコン以上」のグレードを選ぶのがおすすめ。 ● 色の選択 一般的に、明るい色ほど遮熱効果が高いです。黒系・濃色は熱を吸収しやすい点に注意。 ● 信頼できる施工業者 遮熱塗料は、塗り方によって効果が左右されるため、実績ある塗装業者に依頼するのが安心です。 遮熱塗料で一番効果の高い色は何色なの⁈|現場ブログ|大阪市の外壁塗装専門店つねペイントにお任せ 6. クーラーと遮熱塗料の合わせ技で夏を乗り切ろう クーラーの使い方を工夫しつつ、遮熱塗料で外壁をリフォームすることで、以下のようなメリットが得られます。 家全体の温度上昇を抑えられる クーラーの負担を軽減し、故障リスクが減る 電気代の節約で、家計にやさしい 快適な夏を、エコ&快適に過ごせる まとめ 夏の冷房効率を上げたいとお悩みなら、室内の工夫だけでなく、「外壁リフォーム」という視点も取り入れてみましょう。特に遮熱塗料による塗り替えは、エコでありながら確実に効果を実感できる、夏にぴったりの住宅対策です。 クーラーを上手に使いながら、遮熱塗料で「冷える家」を手に入れて、今年の夏を快適に乗り切りましょう! 2025年07月22日 更新

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夏の紫外線が外壁に与える影響とは?塗装でできるUV対策を解説!

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、紫外線が与える住宅への影響について詳しく解説させて頂きます。 夏もいよいよ本格的になってきましたがお家も実は暑い思いをしているのでなにか対策があればいいですね♪ ぜひ、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。 はじめに 夏が近づくと気温の上昇とともに日差しが強くなり、住宅への影響も見過ごせません。特に「紫外線」は、私たちの肌と同じように建物の外壁にもダメージを与える厄介な存在です。 今回は、夏の紫外線が外壁に与える影響と、外壁塗装によってできる効果的なUV対策について、詳しく解説していきます。 1. 紫外線が外壁に与える影響とは? まず、紫外線(UV)とは何かを簡単に確認しましょう。紫外線は太陽光の一部で、A波(UVA)・B波(UVB)・C波(UVC)に分類されますが、地表に届く主なものはUVAとUVBです。 この紫外線は、時間をかけて建材を劣化させる「光劣化(フォトデグラデーション)」の原因になります。 ● 塗膜の劣化 塗装された外壁表面の塗膜は、紫外線に長時間さらされると分子構造が破壊され、劣化が進行します。その結果、 艶がなくなる(ツヤ引け) 変色・退色 チョーキング(白い粉が手につく現象) などが起こります。 ● 外壁材そのものの劣化 塗膜が劣化した状態を放置していると、今度は外壁材そのものに紫外線が直接当たるようになり、サイディングやモルタルの表面が脆くなる、ひび割れや剥がれが生じるといった現象が発生します。 ● 建物全体の劣化 紫外線のダメージは、最終的には外壁だけでなく、防水シートや躯体(柱・梁など)にも影響を及ぼし、雨漏りや構造的な損傷へとつながることもあるため、早めの対処が重要です。 プラスチックと光安定剤および光遮蔽剤:プラスチック材料の基礎知識(10) 2. 外壁塗装でできるUV対策とは? では、紫外線による劣化から住宅を守るにはどうすればよいのでしょうか? 答えはシンプル、「UV対策に優れた外壁塗装」です。ここでは、紫外線対策に有効な塗装方法や塗料についてご紹介します。 ● UVカット性能のある塗料を選ぶ 最近の塗料には、紫外線吸収剤や遮蔽(しゃへい)材が含まれており、紫外線を反射・吸収して塗膜の劣化を抑えるものが増えています。 代表的な塗料の種類と特徴を比較してみましょう: 塗料の種類 耐用年数(目安) 紫外線への強さ 備考 アクリル系 約5〜7年 弱い 安価だが劣化しやすい ウレタン系 約7〜10年 普通 コストと性能のバランスがよい シリコン系 約10〜15年 強い 人気No.1、コスパ良好 フッ素系 約15〜20年 非常に強い 高価だが高耐久 無機系 約20〜25年 極めて強い 最高クラスの耐候性、価格は高め UVカットを重視するなら、「フッ素系」や「無機系」が特におすすめです。多少価格は高くなりますが、その分、メンテナンス周期が長くなり、長期的にみるとコストパフォーマンスが良いといえます。 ● 遮熱・断熱効果のある塗料を選ぶ 紫外線対策として、遮熱塗料や断熱塗料も効果的です。これらの塗料は紫外線だけでなく、太陽熱の吸収を抑えるため、建物内部の温度上昇も防ぎ、快適な室内環境を保ちます。 たとえば、遮熱塗料として有名な「アステックペイントのスーパーシャネツサーモ」などは、夏の暑さ対策と外壁保護を両立できます。 「日射取得・日射遮蔽」とは?省エネ・コスト削減につなげる秘訣|Asu-haus|旭化成ホームズ 3. 塗り替え時期とUV対策のベストタイミング 紫外線による劣化は少しずつ進行するため、劣化が目に見える前に対応するのが理想です。以下のような症状が見られたら、塗り替えを検討しましょう。 ● 塗り替えサインの例 外壁にツヤがない、色あせてきた 手で触ると白い粉がつく(チョーキング現象) ひび割れや剥がれ カビ・苔・藻の発生 コーキングのひび割れ これらの症状が出ている場合は、紫外線のダメージが進行しているサインです。特に、夏前の5月〜6月は、気候も安定しているため塗装に最適な時期といえます。 外壁コーキングひび割れ原因と補修方法完全ガイド 4. 外壁塗装以外にできる紫外線対策 外壁塗装とあわせて、住宅全体のUV対策を強化するには、次のような方法もおすすめです。 ● 軒や庇(ひさし)の設置・延長 日差しの直接当たる時間を減らすことができ、外壁の劣化スピードを緩めます。 ● 植栽やグリーンカーテン 窓や壁に植物のカーテンを設けることで、自然の力で紫外線と熱をカットすることが可能です。 ● 窓フィルムや遮光カーテン 外壁だけでなく、室内への紫外線侵入も防ぐことで、内装の日焼けや冷房効率の低下も防げます。 窓ガラスフィルムのおすすめ30選。断熱やUVカットに優れたモノもご紹介 まとめ 紫外線は、外壁の美観だけでなく、住宅全体の寿命にも影響を与える見逃せない存在です。 しかし、適切な塗装とUV対策を講じることで、大切な住まいを長持ちさせることが可能です。 これから夏本番を迎える前に、外壁の状態をチェックし、必要であれば紫外線に強い塗料で塗り替えを行いましょう。 長い目で見れば、外壁のメンテナンスは「美しさ」と「資産価値」を守る大きな鍵になるはずです。 2025年07月21日 更新

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火災保険、ちゃんと使えてる?

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、火災保険の申請について詳しく解説させて頂きます。 ぜひ、最後までご覧頂ければ嬉しいです。 自然災害後の住宅被害と申請のポイントを徹底解説! 毎年のように発生する台風・豪雨・地震などの自然災害。 「雨漏りがした」「外壁にヒビが入った」「屋根瓦が飛んだ」など、被害を受けた後に修理をしなければならない場面に遭遇する人は少なくありません。 そんなときに頼りになるのが「火災保険」。 名前は“火災”保険ですが、実は風災・雪災・水災などの自然災害にも適用される補償が含まれていることが多く、うまく使えば数十万円から数百万円の修理費用が保険でまかなえる場合もあります。 しかし、「火災保険を使ったことがない」「どこまで補償されるのか分からない」「申請の仕方が難しそう」という声も多いのが現実。 この記事では、自然災害による住宅被害に対して火災保険を活用するための基礎知識と申請のポイントを、初めての方でも分かりやすく解説します。 1. 火災保険は“火事だけ”じゃない!補償される自然災害とは? まず知っておきたいのは、火災保険は「火事だけの保険」ではないということです。一般的な火災保険(住宅総合保険やオールリスク型)には、以下のような自然災害の被害もカバーされる補償が含まれていることがあります。 ▼ 火災保険で補償される主な自然災害 災害の種類 補償内容の例 風災 台風・突風・竜巻などによる屋根・外壁の破損、雨漏りなど 雪災 雪の重みによる屋根の倒壊、雨どいの破損など 雹災 雹による窓ガラスやカーポートの破損 水災 台風・大雨による床上浸水、地盤沈下など(※オプションの場合あり) 落雷 家電製品の故障、外壁や屋根の焼損 火災 建物の焼失・損壊 爆発 ガス爆発や近隣火災による爆風被害など ※保険会社・契約内容によっては、補償対象外の災害もあります。契約書を要確認。 5分で分かる!雹被害で火災保険を使う方法と申請の注意ポイント 2. 補償されるのは「建物」と「家財」の両方 火災保険は、大きく分けて次の2つの対象に対して補償が適用されます。 ◎ 建物の補償 住宅本体(屋根・外壁・雨どい・窓・ドア・ベランダなど)の損害 ◎ 家財の補償 建物の中にある家具・家電・衣類・パソコンなどの損害 (※家財補償をつけていない契約も多いため、契約時に確認が必要) 家財保険とは?補償内容と必要性を解説 | 住まいとお金の知恵袋 3. よくある自然災害後の住宅被害例 ✅ 台風や強風による被害 屋根瓦が飛んだ 外壁にヒビが入った 雨漏りが発生した カーポートの屋根が飛んだ ✅ 豪雨・水災による被害 床上浸水して床材が腐った 壁紙が剥がれた 浄化槽やエコキュートが壊れた ✅ 雹・落雷による被害 雹で窓ガラスや網戸が割れた 落雷でテレビや冷蔵庫が故障した これらの被害は、実際に火災保険で補償されるケースが多いものです。 大規模災害の発生後。 震災後の時間経過ごとの行動。 | わたぼうラボ わたしの防災研究所 4. 保険申請の流れと必要な書類 自然災害後に火災保険を申請する際の大まかな流れは以下の通りです。 ① 保険会社または代理店へ連絡 被害発生から3年以内が請求期限です。できるだけ早めに連絡しましょう。 ② 必要書類を準備 保険金請求書 被害状況の写真(ビフォー・アフター) 修理見積書 災害発生日の確認できる書類(気象庁のデータなど) ③ 損害調査(鑑定人による現地調査) 大きな被害の場合、保険会社が委託する鑑定人が現場を確認します。 ④ 保険金の支払い 調査と審査が通れば、指定口座に保険金が振り込まれます。 【火災保険】鑑定人の現地調査には立会うべき? 5. 火災保険申請のポイントと注意点 ■ 写真は「被害が分かるように」丁寧に撮影! ・遠景+近景(全体写真+損傷箇所のアップ) ・日付入りで撮影できるとベスト ・可能なら災害前の状態の写真があると信憑性が高まる ■ 修理前に申請すること! 保険会社によっては「修理後の申請は対象外」となることがあります。修理を始める前に必ず写真撮影と申請手続きを行いましょう。 ■ 見積書は詳細に 被害箇所ごとに分かれた明細のある見積書が望ましいです。 「屋根工事 一式:50万円」などのざっくりした書き方では、保険金が減額されることも。 6. 保険申請の成功率を高めるコツ 「正当な被害なのに、保険金が出なかった…」という声もありますが、これは多くが申請ミスや準備不足によるものです。成功率を上げるには以下の点を押さえましょう。 ◎ 信頼できる専門業者に相談する 住宅修理業者の中には「火災保険申請サポート」を行っているところがあります。 無料点検や写真撮影、見積作成などを代行してくれるため、初めての方でも安心です。 ◎「劣化」と「災害被害」の違いを意識する 自然災害が原因の破損であると説明できる必要があります。 経年劣化や施工不良は保険対象外となるケースがあるので注意しましょう。 床下浸水の対処法は?床上浸水との違いや保険・補助金制度などを解説|【アットホーム】住まい・不動産のお役立ち情報&ツール 7. こんな場合は保険が出ないかも? 以下のような場合、火災保険の補償対象外になることがあります。 経年劣化・腐食による破損(台風とは無関係と判断される) 雨漏りだが外装に明確な損傷がない(屋根・壁に破損なし) 故意・過失による損害(不注意で物を落とした等) 契約に「水災補償」が含まれていない(床下浸水など) 保険証券に書かれた「補償内容」を必ず事前に確認しましょう。 火災保険は修理後でも請求できる!? まとめ:火災保険は“使ってこそ意味がある”住宅の守り 火災保険は、万が一のときの住宅を守る大切な保険です。しかし、適切な手順を知らなければ「せっかく保険料を払っているのに使えなかった」という事態にもなりかねません。 特に近年の日本では、自然災害の激甚化が進んでおり、住宅被害のリスクは決して他人事ではありません。 ✅ 最後に、申請時のポイントをおさらい! 風災・水災・落雷なども対象になる可能性あり 写真と見積は早めに用意する 修理前に申請!順番を間違えない 専門業者に相談することで成功率UP 「これって保険で出るの?」と思ったときは、遠慮なく保険会社やプロの業者に相談してみましょう。 “保険を知っている家”と“知らない家”では、災害後の安心度がまったく違います。 2025年07月20日 更新

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夏前にやっておくべき住宅メンテナンス3選!

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、夏休みが始まる前に行っていく対策と住宅メンテナンスについて詳しく解説させて頂きます。 ぜひ、最後までご覧頂けれな嬉しいです。 ~梅雨・台風に備えるチェックポイント~ 日本の夏は高温多湿な梅雨から始まり、その後は台風のシーズンへと続きます。この時期、住宅にとっては特に負担のかかる季節でもあります。雨風や湿気、激しい気温差によって、屋根や外壁、排水設備などの老朽化が加速しやすく、メンテナンス不足のまま放置すると、雨漏りやカビ、ひび割れなどの深刻なトラブルに発展してしまうことも。 しかし、夏が本格化する前の「今」だからこそ、トラブルを未然に防ぐチャンスです。この記事では、夏前にやっておくべき住宅メンテナンス3つのポイントを中心に、梅雨・台風への備えとして有効な対策やチェック項目をご紹介します。 【1】雨どい・排水口の清掃と点検 ■ なぜ必要なのか? 雨どいや排水口は、雨水をスムーズに流す重要な役割を担っています。しかし、落ち葉や泥、ほこりなどが詰まってしまうと、雨水がうまく流れず、外壁や基礎に水があふれ出してしまうことに。特に梅雨時や台風時には、一度の大雨であっという間にオーバーフローし、住宅に深刻なダメージを与えることがあります。 ■ 点検ポイント 雨どいにゴミや落ち葉が詰まっていないか 雨どいの継ぎ目が外れていないか、グラつきがないか 地面の排水マスが泥で埋まっていないか ベランダやバルコニーの排水口が詰まっていないか ■ 対応方法 掃除には、脚立と軍手、専用ブラシがあると便利です。2階以上の高所作業は無理をせず、専門業者に依頼するのが安全です。排水マスやベランダ排水口は家庭でも簡単に掃除ができるので、月1回の定期清掃をおすすめします。 自分でできる!雨どいの点検&補修 | ホームセンター ビバホーム DIYからリフォームまで暮らしをもっと快適に! 【2】外壁・屋根の劣化チェックと防水処理 ■ なぜ必要なのか? 住宅の外壁や屋根は、日々の風雨や紫外線、気温差にさらされ続けているため、塗装の劣化やひび割れ、シーリング(目地部分)のやせなどが徐々に進行します。こうした劣化箇所から雨水が侵入すると、雨漏りや壁内部の断熱材腐食、カビの発生など、内部構造に大きなダメージを与えることになります。 ■ 点検ポイント 外壁に細かなひび割れ(ヘアクラック)がないか 外壁や屋根の塗装が剥がれていたり、チョーキング(白い粉状のもの)が出ていないか シーリング(コーキング)が割れていないか 屋根瓦やスレートがズレたり割れていないか 軒裏や雨樋まわりに黒ずみや染みがないか ■ 対応方法 劣化が軽度の場合は、防水塗料の再塗装やシーリングの打ち替えで対応可能です。ただし、素人目では判断が難しいため、外壁診断士や屋根診断の専門業者に一度点検を依頼するのが安心です。 ポイント:築10年を超えた住宅は特に要注意! 塗装の寿命はおおむね10年程度。劣化が進行してからでは修繕費が高額になるため、早めの対応が経済的です。 雨漏りによる断熱材の劣化リスクと補修方法を徹底解説 【3】窓・サッシ・玄関ドアの止水性チェック ■ なぜ必要なのか? 梅雨や台風の風を伴う大雨では、窓や玄関ドアのすき間から雨が吹き込むことがあります。特に、サッシのパッキンや戸当たりゴムが劣化していると、防水性が弱くなり、室内に水が侵入しやすくなります。 また、気密性の低下は冷房効率の悪化にもつながり、夏場の電気代も無駄に上昇してしまいます。 ■ 点検ポイント サッシや窓枠のゴム部分が割れていたり縮んでいないか 雨のあと、窓まわりに水がたまっていないか ドアの下にすき間風が入っていないか 網戸やガラスに破損がないか ■ 対応方法 パッキンやモヘア(サッシの毛状部品)の交換は比較的簡単で、自分でも交換できる場合があります。心配な場合や大きなドアのすき間は、業者に気密調整や部品交換を依頼するのが安全です。 防犯上も有利になるポイント 止水性の高いサッシや二重窓へのリフォームは、防音・防犯・断熱にも優れており、一石三鳥の効果があります。 窓サッシから雨が侵入してくる原因は?吹き込み防止対策とは? - 山口と佐賀の窓(ガラス、サッシ)×ドア修理専門店|窓店(マドミセ) ◆あわせてやっておきたい+αの備え メンテナンスのついでに、次のような備えもしておくとさらに安心です。 非常持ち出し袋の点検・補充 家の周囲の倒れやすいもの(植木鉢・物干し竿など)を固定 カーポートや屋根付きベランダのネジ・接合部のゆるみ点検 浸水に備えた止水板や土のうの準備 まとめ:夏本番の前に、備えが安心をつくる 梅雨や台風といった夏の天候は、住宅にとって大きな試練です。しかし、少しの点検と対策で、深刻なトラブルを防ぎ、家族の暮らしを守ることができます。 今回ご紹介したポイントをおさらいすると… ✅ 夏前にやっておくべき住宅メンテナンス3選 雨どい・排水口の清掃と点検 外壁・屋根の劣化チェックと防水処理 窓・サッシ・玄関ドアの止水性チェック これらの対策は、すべて「住まいを守るための第一歩」。 大切な住まいに、今年の夏も安心して過ごせるよう、早めの点検と準備をぜひ実践してみてください。 2025年07月19日 更新

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一軒家の定期メンテナンスとは?~長く快適に暮らすための住まいケア完全ガイド~

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、住宅を購入後の定期メンテナンスについて詳しく解説させて頂きます。 ぜひ、最後までご覧頂ければ嬉しいです♪ はじめに 住宅は「建てて終わり」ではありません。年月が経つにつれ、どんな建物でも少しずつ劣化していきます。特に日本の住宅は四季があり、気温差や湿度、台風・地震といった自然条件にもさらされるため、定期的な点検とメンテナンスが非常に重要です。 一軒家を長持ちさせるためには、建材の耐用年数を把握し、それぞれに応じたメンテナンスを計画的に行うことが求められます。この記事では、住宅の主な部位ごとの劣化ポイントとメンテナンス時期、費用の目安、そして放置した場合のリスクについて詳しく解説します。 1. 定期メンテナンスがなぜ必要か? 住宅のメンテナンスは、見た目を美しく保つためだけでなく、「住まいの寿命を延ばす」「修繕費を抑える」「資産価値を維持する」ために必要です。 特に以下のようなトラブルを未然に防ぐことができます: 雨漏りやカビ、腐食の発生 白アリや害虫被害 地震による倒壊リスクの増加 老朽化による資産価値の低下 逆にメンテナンスを怠ると、小さな不具合が大きな損傷につながり、修繕費用が跳ね上がる可能性があります。 家づくりコラム|資産価値を維持するための土地選びとは?|AQURA HOME 埼玉中央支店│「ドキドキワクワクする家づくりをお客様と共に。」|アキュラホーム|注文住宅、分譲戸建・土地、リフォーム、資産活用 2. 住宅の部位ごとのメンテナンス内容と時期 住宅のメンテナンスは「外装」「内装」「設備」「構造」の4つの視点から計画的に行うのが基本です。以下に部位別のメンテナンス内容とおおよその目安時期をまとめます。 (1)屋根:10~15年に一度の点検・塗装・葺き替え 屋根は日差しや風雨に最もさらされる部分。瓦、スレート、ガルバリウムなど素材によって耐用年数は異なります。 点検頻度:5年に一度 塗装の目安:10~15年(スレート屋根) 葺き替え時期:20~30年(瓦や金属屋根) 放置すると雨漏りや構造材の腐食に発展します。 (2)外壁:10年ごとに塗装やコーキング補修 外壁は紫外線や雨風により、少しずつ退色・ひび割れ・コーキング劣化が進行します。 塗装時期の目安:10年 コーキング補修:10年 張り替え(サイディング等):20~30年 ひび割れや隙間から雨水が入り込むと、内部構造の腐食や断熱効果の低下を招きます。 (3)基礎・床下:シロアリ・湿気対策がカギ 基礎や床下は日常生活で見えにくいため、点検を忘れがちですが非常に重要です。 点検頻度:5年に1回 防蟻処理:5~10年ごと 床下換気の確認:随時 湿気がこもるとカビや白アリの温床になり、土台の木材が腐る危険があります。 (4)窓・サッシ:気密性と雨漏り防止のために サッシのパッキンやシーリングは劣化すると水が入りやすくなり、結露や雨漏りの原因に。 パッキン交換:10~15年 シーリング補修:10年 また、断熱性能の低い窓は冷暖房効率にも悪影響を与えるため、リフォーム検討も有効です。 (5)内装・床・壁紙:傷みや汚れは生活の質に直結 床や壁紙などの内装は、美観と快適さを保つ上で重要です。 壁紙張替え:10年 床材の補修・貼替え:15~20年 フローリングのワックス掛け:年1回 床鳴りや軋み、クロスの浮き・剥がれが出たら補修のサインです。 (6)水回り(キッチン・風呂・トイレ):設備機器の寿命に注意 水回りは使用頻度が高く、劣化や水漏れのリスクも高い場所です。 給湯器の交換:10~15年 トイレのタンク・パッキン交換:10年 キッチン・浴室のリフォーム:15~20年 水漏れを放置すると、床下まで傷む可能性があるため注意が必要です。 (7)電気・ガス・給排水配管:見えない劣化にも注意 配管や電気設備も老朽化します。 配線の点検:15~20年 分電盤やブレーカーの交換:20~30年 給排水管の洗浄や点検:10年ごと 漏電や水漏れは火災や腐食につながるので、築20年を超える住宅では一度点検を受けると安心です。 住宅の気密性を高めるための施工方法とポイント|MIURAHOME/長崎/諫早/大村/雲仙/工務店/不動産 3. メンテナンススケジュールの立て方 一軒家のメンテナンスは突発的ではなく、計画的にスケジュールを組むことで負担を減らすことができます。 例:築年数別のチェックリスト 築年数 主なメンテナンス項目 築5年 外壁・屋根点検、防蟻点検 築10年 外壁塗装、コーキング補修、給湯器交換検討 築15年 キッチン・浴室設備の点検、屋根再塗装 築20年 床下配管、電気設備点検、外壁張り替え検討 このように長期で予算を組むと、突発的な出費を抑えやすくなります。 キッチン設備を定期点検しよう | キッチン | リフォームを学ぶ | リフォーム評価ナビ 4. メンテナンス費用の目安 メンテナンス項目 費用相場(円) 外壁塗装 80万~150万 屋根塗装 60万~120万 防蟻処理 10万~20万 給湯器交換 15万~30万 キッチン交換 60万~150万 ユニットバス交換 70万~130万 ※建物の大きさや地域、施工会社によって金額は変動します。 5. メンテナンスを怠った場合のリスク 定期メンテナンスを怠ると、次のような深刻なトラブルに発展します。 雨漏りからの木材腐食 → 耐震性の低下 シロアリ被害 → 家全体の構造不良 水漏れ → 床や壁の崩壊 火災や感電事故 → 古い電気配線の劣化が原因 一度こうしたトラブルが起こると、数百万円以上の大規模修繕が必要になることもあります。 雨漏りで木材が腐ると…→その被害額は”まさに地獄” | 雨漏りの匠 6. 信頼できる業者選びも重要 メンテナンスを任せる業者は、実績・資格・保証制度の有無などをしっかり確認しましょう。以下のポイントを抑えると安心です。 建築士や外装劣化診断士などの有資格者が在籍 相見積もりを3社以上取る 保証書の発行がある 地元での評判や口コミが良い 「今すぐやらないと危ない」などと急がせる業者には注意が必要です。 まとめ:住宅も「定期健診」が長寿命の秘訣 一軒家は、こまめなメンテナンスを重ねることで30年、50年と長く住み続けることができます。放置すれば損傷や資産価値の低下を招き、修繕費も跳ね上がりますが、逆に10年単位での見直しと適切な手入れを続ければ、住宅は大切な「財産」として家族を守り続けてくれます。 定期的な点検・メンテナンスを「家の健康診断」と捉え、日々の暮らしの中で小さな変化にも気づけるよう心がけましょう。 2025年07月18日 更新

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雨の日災害と住宅への影響~備えと対策を知っておこう~

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、大雨の日に気をつけることやどのような災害がおこるかを説明していきます! はじめに 日本は四季があり、特に梅雨や台風シーズンには大雨による災害が頻発します。雨によって引き起こされる災害は、洪水、土砂災害、床上・床下浸水、雨漏り、地盤沈下など多岐にわたり、住宅に大きな被害を与えることがあります。この記事では、雨の日に起きやすい災害の種類とその原因、住宅に与える影響、そして事前にできる対策について詳しく解説します。 1. 雨の日に起きやすい災害の種類と特徴 ① 洪水・河川氾濫 大雨によって河川が増水し、堤防を越えて水が流れ出る「氾濫」は全国各地で毎年のように発生しています。特に低地や川の近くに建っている住宅は床上・床下浸水のリスクが高く、場合によっては全壊の危険もあります。 ② 内水氾濫 内水氾濫とは、排水が追いつかず都市部で下水道や側溝から水があふれ出す現象です。都心や住宅密集地ではこの現象が特に多く、短時間の集中豪雨でも発生することがあります。地下室や1階部分の被害が大きく、家電製品や床材の損傷につながります。 ③ 土砂災害 山間部や傾斜地では、長雨や集中豪雨によって地盤がゆるみ、土砂崩れや地滑りが発生します。宅地造成された団地などでも地盤が不安定な場合があり、住宅が埋まってしまうケースもあります。 土砂災害の種類 ・危険箇所・ 警戒区域の違いについて解説します。 | 生活のコンパス ④ 雨漏り・外壁からの浸水 激しい雨や風を伴う台風では、屋根や外壁からの浸水、窓のサッシ部分からの水の侵入が起こることがあります。雨漏りは室内の天井や壁紙を傷めるだけでなく、断熱材や構造材の腐食、カビの発生など、見えない部分の劣化も招きます。 ⑤ 地盤沈下・不同沈下 長雨が続くと地中の水分量が増え、軟弱地盤では建物の一部が沈んで傾く「不同沈下」が起きることがあります。これは家の基礎構造に影響を与え、扉の開閉不良やひび割れなどのトラブルにつながります。 2. 雨災害による住宅被害の具体例 雨による災害は住宅に以下のような被害を及ぼします。 災害種別 主な住宅被害 洪水 床上浸水、家具・電気設備の損壊、断熱材やフローリングの腐敗 土砂災害 家屋の倒壊、基礎の破損、埋没 雨漏り 天井・壁紙のシミ、断熱材の劣化、カビの発生 地盤沈下 家屋の傾き、基礎の割れ、ドアや窓の開閉不良 地盤沈下はなぜ発生する?主な原因や対策・地盤調査の重要性も解説! | 計測・測定器のレンタルならソーキ さらに、こうした被害は修理費用が高額になるだけでなく、火災保険が適用されないケースもあるため、事前の備えが重要です。 地盤沈下はなぜ発生する?主な原因や対策・地盤調査の重要性も解説! | 計測・測定器のレンタルならソーキ 3. 雨の日災害から住宅を守るための対策 ① 地域のハザードマップ確認 まず最初にやるべきは、自分の家がどんな災害リスクのある地域に建っているかを知ることです。市区町村が公開しているハザードマップでは、洪水・土砂災害・高潮などの危険区域が色分けされており、新築やリフォームの際の参考になります。 ハザードマップポータルサイト ② 屋根・外壁のメンテナンス 雨漏りを防ぐためには、屋根材(瓦・スレートなど)の破損やズレ、外壁のひび割れ・コーキング(目地)の劣化を定期的に点検・補修することが大切です。特に築10年以上の住宅では、専門業者による点検を年に一度行うと安心です。 ③ 排水設備の整備 雨水の排水が滞ると、住宅の基礎まわりに水が溜まりやすくなります。雨どいや排水口のゴミ詰まりをこまめに清掃するほか、雨水タンクや浸透桝を設けることで排水性を高めることができます。 ④ 外構・土地の工夫 土地の周囲に「水みち」をつくることも有効です。勾配を調整し、家に向かって水が流れ込まないようにしたり、砂利や透水性舗装を採用することで、雨水が地面に浸透しやすくなります。 ⑤ 窓やドアまわりの止水対策 サッシのすき間から雨が吹き込む場合は、気密性の高い雨戸や止水シートの使用がおすすめです。特にベランダや勝手口は雨が集中しやすいため、ドレン(排水穴)の詰まりもチェックしましょう。 ⑥ 防災グッズと非常用品の準備 災害発生時には避難が必要になる場合もあります。非常持ち出し袋や懐中電灯、飲料水、非常食、携帯トイレ、貴重品類をまとめておくと安心です。また、家族で避難経路を話し合っておくことも大切です。 4. 保険や公的支援制度を知っておく 大雨による被害の多くは「水災」として火災保険で補償されることがあります。ただし、保険に加入していても「水災オプション」をつけていなければ対象外になることもあるため、内容を確認しておきましょう。 また、床上浸水や全壊など深刻な被害があった場合、自治体によっては「災害救助法」や「被災者生活再建支援制度」が適用され、一定の支援金が給付されるケースもあります。 火災保険の基本補償:水災編 – 保険ノリアル 5. 雨災害後の住宅点検ポイント 雨の後には次のようなチェックをしておきましょう。 天井や壁紙にシミが出ていないか(雨漏りの兆候) 床がふかふかしていないか(床下浸水) 外壁や基礎にひび割れがないか(地盤の動き) 排水口や側溝に泥や落ち葉が詰まっていないか 家具やコンセントが濡れていないか(感電の危険) 異常があった場合は、自己判断で修理を試みず、すぐに専門業者へ連絡しましょう。 床下浸水が発生したら?対処法と予防策を解説-リフォームするなら【リフォームガイド】 まとめ 雨の日の災害は「いつか起きる」ではなく、「いつでも起こりうる」ものです。住宅を守るためには、日頃の点検とメンテナンス、地域情報の把握、保険の確認など、事前の備えが欠かせません。万一の際にも被害を最小限にとどめるために、できることから準備を始めましょう。 2025年07月17日 更新

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築10年は塗り替えのサイン?外壁の劣化チェックポイント5選

皆様こんにちは! 横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。 横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪ 今回は、築10年で塗装した方がいい?どれくらいで塗装目安なのかを詳しく解説させて頂きます。 はじめに マイホームを建ててから10年、そろそろ家の外観がくたびれてきたように感じていませんか? 実は「築10年」は、外壁塗装を検討すべきひとつの目安時期です。 放っておくと、雨漏りや構造の腐食といった大きなトラブルに発展することもあります。 今回は「築10年の家に起こりやすい外壁劣化のサイン」として、今すぐ確認すべきチェックポイント5選を解説しながら、塗り替えの必要性やタイミングについて分かりやすくご紹介します。 1. なぜ「築10年」が塗り替えの目安なのか? 住宅の外壁には、紫外線・雨風・寒暖差・排気ガス・ほこりなど、日々過酷な環境にさらされています。 そのため、どんなに高性能な塗料であっても、塗膜(塗料の保護膜)は10年程度で劣化してくるのが一般的です。 特に、新築時に使用される塗料は「一般的なアクリル系やウレタン系」が多く、耐用年数は7~10年程度。 防水機能や美観を保つためには、築10年を過ぎた頃が塗り替えのベストタイミングなのです。 塗膜の劣化|塗料の基礎知識|日本ペイント株式会社 2. 外壁劣化チェックポイント5選 では実際に、どんな劣化のサインが出てきたら「塗り替えサイン」なのでしょうか? 以下の5つのポイントを順番に見ていきましょう。 ① チョーキング現象(白い粉が手につく) 外壁を手でこすったときに、白い粉が手についたことはありませんか? これは「チョーキング現象」と呼ばれるもので、塗膜が紫外線や雨によって分解され、顔料が粉化して表面に現れた状態です。 放置するとどうなる? ・防水性が失われ、雨水が外壁に浸透 ・コケやカビが繁殖しやすくなる ・塗膜が剥がれやすくなり、劣化が進行 この状態になったら、再塗装のタイミングと考えてよいでしょう。 ② ヒビ割れ(クラック)の発生 外壁に「細いヒビ」や「大きな亀裂」が入っていませんか? これも塗膜や外壁材が劣化してきたサインです。特に見落としがちなのが、**髪の毛ほどの細さの「ヘアークラック」**です。 小さなヒビでも危険? はい。ヘアークラックでも放っておくと、雨水が壁の内部に侵入し、やがて構造材を腐らせたり、内部結露やシロアリ被害の原因にもなりかねません。 0.3mm以上の大きなクラックがあれば、専門業者による早急な補修が必要です。 ③ コケ・カビ・藻の発生 外壁の北側や湿気の多い場所に「緑色のコケ」や「黒カビ」が生えていませんか? これは、塗膜の防水性が落ちているサインです。塗料には本来、防カビ・防藻効果がありますが、10年を超えると機能が低下してきます。 放置するとどうなる? ・見た目が著しく悪化する ・外壁の含水率が高くなり、さらに劣化が進む ・塗膜の剥がれや浮きの原因に 見た目だけでなく、建物の寿命にも関わる重要な劣化サインです。 防カビ塗料とは?外壁や室内のカビを防ぐために有効な塗装方法を知ろう ④ 塗膜の剥がれ・膨れ 塗膜が一部剥がれていたり、膨れ上がっている部分はありませんか? これは、外壁下地と塗膜の間に「水分」や「空気」が入り込み、接着力が弱くなった結果です。 このまま放置すると? 塗膜が剥がれることで、防水効果がゼロに。そこから水が染み込み、構造部の腐食や雨漏りに繋がる恐れがあります。 特に、外壁材がモルタルやサイディングの場合、下地の痛みが進行すると塗装では対応できなくなり、張り替え工事が必要になることも。 損傷種類①:腐食(ふしょく) | J Advance Blog ⑤ シーリング(コーキング)のひび割れ・剥がれ 外壁の目地(つなぎ目)にあるゴムのような素材、これが「シーリング」です。 サイディング外壁では特に重要な部分で、防水性と地震時の伸縮緩衝材としての役割を果たします。 このシーリングが劣化し、ひび割れ・肉やせ・剥離が起きると、そこから雨水が浸入するリスクが一気に高まります。 早めの打ち替えが重要 塗装と同時に「シーリングの打ち替え工事」を行うのが一般的です。 見落とされやすい部分ですが、ここが劣化していると外壁塗装の効果も半減してしまいます。 もう雨漏りは繰り返さない!地震への強さも発揮する防水工事「シームレス工法」 – シロキコーポレーションWEBマガジン|暑さ・安全対策からSDGsまで建物改修にちょっと役立つメディア 3. 外壁劣化チェックをするおすすめ時期 年に1〜2回、自分の目でチェック! 大掛かりな点検でなくても、自宅の周囲を歩きながら、以下の点をチェックしましょう。 晴れた日中に外壁を観察(光でヒビや色あせが見えやすい) 北側・日陰・雨どい周辺などを重点的に確認 手でこすってチョーキングの有無もチェック また、台風後や大雨の後は被害が出やすいため、点検のチャンスです。 4. プロによる無料点検もおすすめ 「自分ではよく分からない」「劣化があるか不安」という方には、外壁塗装業者による無料点検を利用するのがおすすめです。 専門家は以下の点もチェックしてくれます。 ドローンによる屋根・外壁の診断 劣化の進行度合い 適切な補修方法と費用の見積もり 強引な営業をしない業者を選ぶことが大切ですが、セカンドオピニオンとして複数社の意見を聞くのも後悔を防ぐ方法です。 5. 築10年で塗り替えをしないとどうなる? 塗り替えを先延ばしにすると… 塗装だけで済んだはずが「下地の補修」「張り替え」まで必要になる 修繕費用が倍以上に膨らむ 見た目の印象が悪くなり、資産価値が下がる 雨漏りやシロアリ被害のリスクが高まる 結果的に、早めに塗り替えたほうがトータルコストは安く済むことがほとんどです。 まとめ|築10年なら、まずは外壁点検から始めよう! 外壁塗装は、住宅を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。 「まだ大丈夫」と思っていても、見えないところで劣化は確実に進んでいます。 築10年を迎えたら、まずは以下の5つのチェックポイントを確認してみてください。 チョーキング(白い粉) ヒビ割れ(クラック) コケ・カビ・藻の発生 塗膜の剥がれ・膨れ シーリングの劣化 いずれか1つでも該当すれば、塗り替えを検討するサインです。 まずは点検からスタートし、必要に応じて信頼できる塗装業者に相談してみましょう。 2025年07月16日 更新

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