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外壁塗装は雨の日でもできる?工事への影響と3つの注意点

外壁塗装は雨の日に行うと、塗料の流れや密着不良、仕上がりのムラにつながるおそれがあります。
一方で、足場の組み立てや高圧洗浄など、雨の日でも進められる工程もあり、すべての作業が止まるわけではありません。
また、急な雨や雨上がりの作業再開では、外壁の乾燥状態や施工業者の判断が大切です。

本記事では、雨の日に外壁塗装ができない理由、雨天時に進められる作業、工期が延びた場合の費用や注意点を解説します。
天候による失敗を防ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。

雨の日に外壁塗装ができない3つの理由

外壁塗装は、雨の日に行うと塗料の流れや密着不良、仕上がりの乱れにつながるため、基本的には避ける必要があります。
塗装後の耐久性や美観を保つには、天候の影響を理解しておくことが大切です。

ここででは、雨の日に外壁塗装ができない3つの理由を解説します。

塗料が雨水で流れ落ちて耐久性が落ちる

外壁塗装は、塗料が乾いて外壁に密着することで建物を保護します。
しかし、塗布直後に雨が降ると、塗料が雨水で流れ落ち、必要な塗膜の厚みを確保しにくくなります。
また、塗膜が薄くなると、色あせや剥がれが早く起こるおそれがあり、外壁を守る性能も十分に発揮されません。

特に梅雨時期や急な雨が多い季節は、天気予報を確認しながら工程を組むことが必要です。
耐久性を保つためにも、雨が予想される日の塗装は避けるのが基本です。

塗膜が密着せずひび割れや剥がれの原因に

外壁が濡れた状態で塗装すると、塗料が下地に密着しにくくなります。
塗料は乾燥しながら外壁表面と結びつきますが、水分が残っていると密着力が下がり、塗膜の浮きや剥がれにつながるおそれがあります。

さらに、細かなひび割れが生じると、そこから雨水が入り込み、建物の劣化を早める原因にもなるのです。
梅雨や秋雨の時期は湿度も高く乾燥しにくいため、外壁が十分に乾いた状態で作業できるかを確認することが大切です。

雨の跡が残り仕上がりの見た目が悪化する

塗料が乾く前に雨が当たると、外壁表面に雨粒の跡や筋状のムラが残ることがあります。
特に濃い色の塗料は跡が目立ちやすく、せっかく塗り替えても仕上がりの印象が損なわれるおそれがあります。

また、雨水が塗料に混ざると、色むらや光沢の不均一が起こり、見た目だけでなく塗料本来の性能にも影響しかねません。
美観と品質を保つには、天候が安定した日を選び、乾燥時間を確保できる工程で進めることがポイントです。

雨の日でも進められる外壁塗装の工程

雨の日でも、外壁塗装工事のすべてが止まるわけではありません。
塗料を使わない工程や乾燥を必要としない作業は、天候や安全面を確認したうえで進められる場合があります。

ここでは、雨の日でも進められる外壁塗装の工程を解説します。

足場の組み立てや解体作業

足場の組み立てや解体は、塗装の乾燥や密着を必要としないため、多少の雨であれば進められることがあります。
外壁塗装前後に必要な工程であり、作業できる日に進めておくと全体の遅れを抑えやすくなります。

ただし、足元が滑りやすくなったり視界が悪くなったりするため、安全管理は欠かせません。
強風や大雨の時は事故の危険が高まるため、中止や延期になる場合もあります。

飛散防止シートの設置と養生

飛散防止シートの設置は、塗料やほこりが近隣へ飛ぶのを防ぐために行う工程で、雨の日でも対応できる場合があります。
養生も、窓やサッシ、植木など塗料を付けたくない部分を保護するために必要です。

ただし、濡れた面にはテープが付きにくく、風が強い日はシートがあおられるおそれもあります。
そのため、雨の強さや風の状況を見ながら、固定方法や作業範囲を調整することが大切です。

外壁の汚れを落とす高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁の汚れや古い塗膜、カビ、コケなどを水で落とす工程のため、多少の雨であれば進められることがあります。
もともと水を使う作業なので、塗装工程ほど雨の影響を受けにくい点が特徴です。

ただし、強風や大雨、台風が近い場合は、安全確保のため作業を見合わせることもあります。
洗浄後は外壁を十分に乾燥させる必要があるため、次の塗装工程に入るタイミングは天候を見ながら判断することが欠かせません。

塗装工事の途中で急に雨が降った場合の対応

塗装中に急な雨が降った場合は、塗料の乾燥状態や雨に濡れた範囲を確認し、必要に応じて工程を見直すことが大切です。
無理に作業を続けると、仕上がりや耐久性に影響するおそれがあります。

ここでは塗装工事の途中で急に雨が降った場合の対応を解説します。

塗料が乾く前に雨に濡れたら再塗装が必要

塗料が乾く前に雨に濡れると、塗膜が流れたり、表面にムラが出たりすることがあります。
この状態を放置すると、見た目だけでなく防水性や保護機能にも影響し、早期の剥がれやひび割れにつながるおそれがあります。

もし雨に濡れた場合は、まず該当部分を十分に乾燥させ、状態を確認したうえで再塗装が必要か判断しましょう。
自己判断で問題ないと考えず、施工業者に確認し、必要な補修や塗り直しを行うことが大切です。

塗装後3時間以上経過していれば影響は少ない

塗装後に一定時間が経過して表面乾燥が進んでいれば、雨の影響が小さい場合もあります。
ただし、乾燥時間は塗料の種類や気温、湿度、風通しによって変わるため、経過時間だけで判断せず、施工業者に塗膜の状態を確認してもらいます。

また、湿度が高い日や気温が低い日は、通常より乾燥に時間がかかる点に注意が必要です。
必要に応じて再点検を依頼すると安心でしょう。

施工業者と状況の確認や今後の対策を相談する

塗装工事中に急な雨が降った場合は、まず施工業者に現場の状態を確認してもらうことが大切です。
雨の影響は、塗装したばかりか、乾燥が進んでいるか、どの範囲が濡れたかによって異なります。

必要に応じて乾燥時間を延ばす、部分的に塗り直す、工程を組み直すといった対応が必要です。
あわせて、追加作業の有無や費用、今後の天気を踏まえた予定も確認しておくと安心でしょう。

雨で外壁塗装の工期が延びた際の費用と注意点

雨で外壁塗装の工期が延びても、天候による遅れであれば追加費用が発生しないケースが一般的です。
ただし、契約内容や保証範囲を確認しないまま進めると、後から認識違いが起こることもあります。

ここでは、雨で外壁塗装の工期が延びた際の費用と注意点を解説します。

雨天による工期延長で追加料金は原則発生しない

雨天による工期延長では、追加料金が発生しないケースが一般的です。
外壁塗装は天候の影響を受けやすく、雨の日に無理に作業を進めると品質が低下するおそれがあるためです。

ただし、契約内容によって扱いが異なる場合もあります。
契約前に、雨天時の工程変更や工期延長時の費用、追加作業が発生する条件を確認しておきましょう。
書面で確認しておくと、後から費用面で揉めるリスクを減らせます。

無理に雨の中で施工を進める悪徳業者に注意

雨の日に無理やり塗装を進める業者には注意が必要です。
濡れた外壁に塗装すると、塗料が密着しにくくなり、仕上がりのムラや早期の剥がれにつながるおそれがあります。
工期を短く見せるために天候を無視して作業する業者は、品質管理への不安が残ります。

もし雨の中で作業を続ける理由に納得できない場合は、工程の確認を求めましょう。
信頼できる業者は、天候と乾燥状態を見ながら無理のない判断を行います。
施工中の写真を残してもらうと確認しやすくなります。

契約前に工事の保証期間や内容を確認しておく

外壁塗装を契約する前に、保証期間や保証内容を確認しておくことが大切です。
雨天による影響で仕上がりに不具合が出た場合でも、保証の範囲によって対応が変わります。

また、保証期間は塗料や工事内容によって異なり、対象も塗膜の剥がれ、ひび割れ、色あせなど業者ごとに違います。
口頭説明だけで判断せず、保証書の有無や対象外となる条件まで書面で確認しましょう。

事前確認により、施工後のトラブルにも落ち着いて対応できます。
さらに、工期延長時の扱いもあわせて確認すると安心です。

外壁塗装の雨の日に関するQ&A

外壁塗装では、雨上がりの作業再開やコーキング中の雨など、判断に迷う場面が少なくありません。
天候への対応を知っておくと、施工中の不安を減らしやすくなります。

ここでは、外壁塗装の雨の日に関するQ&Aを解説します。

雨雲レーダーや天気予報を用いた施工の判断基準は?

外壁塗装では、天気予報や雨雲レーダーを確認し、雨の可能性がある日は慎重に判断します。
塗料は乾燥までに時間がかかるため、作業中や乾燥前に雨が降ると、密着不良や仕上がりの乱れにつながるおそれがあります。

また、降水確率だけでなく、雨雲の動き、湿度、風の強さも確認することが大切です。
少しでも天候が不安定な場合は、無理に塗装せず延期する判断が品質を守ることにつながります。
さらに、施工当日の朝だけでなく、作業中の予報確認も欠かせません。

朝に雨が降って昼に止んだ場合、午後から塗装できる?

朝に雨が降って昼に止んだ場合でも、外壁が十分に乾いていなければ午後からの塗装は避けた方がよいでしょう。
外壁表面や下地に水分が残っていると、塗料が密着しにくくなり、ムラや剥がれの原因になります。

さらに、再開する際は、手で触れて湿り気がないか、足場や養生まわりに水分が残っていないかを確認することが大切です。
判断に迷う場合は、施工業者に乾燥状態を見てもらい、無理のない工程で進めましょう。

目地のコーキングを撤去した後に雨が降っても大丈夫?

目地のコーキングを撤去した後に雨が降ると、隙間から雨水が入り込むおそれがあるため注意が必要です。
コーキングは外壁の継ぎ目やサッシまわりをふさぎ、雨水の侵入を防ぐ役割があります。

さらに、撤去後はその部分が無防備な状態になるため、雨が予想される日は作業を避ける判断も必要です。
万が一雨が降った場合は、防水シートや養生で応急処置を行い、内部が乾いているか確認してから作業を再開しましょう。

まとめ:外壁塗装は雨の日にどう影響する?注意点も解説

外壁塗装は、塗料が乾燥して外壁に密着することで本来の性能を発揮します。
そのため、雨の日の塗装は塗料の流れ、密着不良、仕上がりのムラにつながるおそれがあり、基本的には避ける必要があるのです。

一方で、足場の組み立てや飛散防止シートの設置、高圧洗浄など、雨天でも進められる工程もあります。
急な雨が降った場合は、塗膜の状態や乾燥時間を施工業者に確認し、必要に応じて再塗装や工程変更を行いましょう。

また、工期が延びても追加費用が発生しないケースは多いものの、契約前に保証内容や雨天時の対応を確認しておくと安心です。
事前確認を丁寧に行うことが、外壁塗装の品質を守るポイントです。

この記事の監修者

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柴 大之(しば ひろゆき)

株式会社E-style(横浜ペイント)
執行役員/店長

プロフィール

塗装業界に長年携わり、現場経験とマネジメントの両面から住宅塗装の品質向上に尽力。職人としての実務経験をベースに、施工管理・お客様対応・スタッフ育成まで幅広く担当。
「わかりにくい塗装工事を、誰にでも理解できる形で伝える」ことを信条とし、実際の施工現場で培った知識をもとに、正確性と実用性を重視した監修を行っている。

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