夏の終わりに出会うヒナ鳥たち——野鳥の子育てと人との関わり
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今回は、野生のヒナについて!なんと、横浜ペイントのショールーム前に三匹のヒナ鳥が巣を作って成長中です♪
外壁塗装とはちょっと離れたテーマになりますが詳しく解説させて頂ければ嬉しいです♪
はじめに
7月の終わりから8月の初め。夏の暑さがピークを迎えるこの時期、日本の自然の中では、野鳥たちの子育てが最終段階を迎えています。春から始まった繁殖シーズンの中で生まれたヒナ鳥たちは、今まさに巣立ちの時を迎え、空を飛ぶ練習をしたり、親鳥から独立しはじめていたりするのです。
本記事では、そんな「夏のヒナ鳥」について、基本的な生態や種類ごとの違い、人が関わる際の注意点などを詳しく紹介します。
■ 繁殖期は春だけじゃない?——ヒナが見られる時期
多くの人は「ヒナ鳥=春」と思いがちですが、日本の野鳥の多くは4月〜7月ごろまで繁殖活動を続けます。特にスズメ、ヒヨドリ、ムクドリなどの身近な野鳥は、年に2〜3回繁殖することもあります。そのため、8月初旬にも巣立ったばかりのヒナ鳥を見ることがあるのです。
特に都市部や郊外の住宅街では、スズメの巣立ちヒナが道路や庭先に現れることもあります。また、公園や川沿いではツバメやカワセミのヒナを見ることも。まだ飛ぶのが上手でないヒナが地面に降りているのを見て、「迷子?」「助けるべき?」と悩んでしまう人も多いでしょう。
■ 代表的な「この時期のヒナ鳥」
◉ スズメのヒナ
最も身近なヒナ鳥の代表格。夏にも第2・第3回の繁殖をすることが多く、7月末ごろにも巣立ちヒナが見られます。頭の羽毛が少しふわふわで、くちばしの根本が黄色いのが特徴。飛ぶのは下手ですが、親鳥のそばで「チュンチュン」と鳴きながら餌をねだる様子はとても愛らしいものです。
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◉ ツバメのヒナ
6〜7月の間に2回目の子育てをするツバメもいます。軒下やガレージなどに巣を作るため、人の生活圏でよく見かけます。巣立ち後もしばらく親鳥が餌を与えるため、飛び方がぎこちない若いツバメが群れになって飛び回る光景が見られます。
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◉ カワセミのヒナ
川沿いなどで観察される美しい鳥。繁殖期は5〜8月にかけてで、夏にもヒナが巣立ちます。巣は河岸の土手にトンネル状に掘られており、そこから出てきたヒナたちは徐々にダイブの練習を始めます。小魚を捕る姿が見られれば、それはもう一人前の証です。
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実際に横浜ペイントショールームにいるひな鳥たちです♪どうやらつばめのヒナに見えますね!
■ ヒナ鳥に出会ったら?——人ができる「正しい対応」
◉ 地面にヒナが!拾うべき?
ヒナ鳥は巣立ったあとすぐに飛べるわけではありません。「巣立ちビナ」と呼ばれるこの時期のヒナは、飛ぶ練習をしながら親鳥と一緒に過ごします。地面に降りていても、すぐそばの木や電線に親鳥がいて、餌を与えていることも多いのです。
👉 基本的には「そっと見守る」ことが最善です。
ただし、明らかにケガをしていたり、親鳥がまったく現れない場合は、自治体や野鳥救護センターに連絡しましょう。個人で保護することは原則禁止されているため(鳥獣保護管理法)、勝手に連れて帰るのはNGです。
■ ヒナ鳥観察のマナーと注意点
● 過度に近づかない
ヒナに近づきすぎると、親鳥が警戒して餌を与えに来なくなることがあります。写真を撮るにしても、望遠レンズなどで距離をとって観察することが大切です。
● 巣を触らない・覗かない
巣の場所を知られてしまうと、カラスや猫などの天敵に狙われるリスクが高まります。特に人間のニオイが巣につくと、親鳥が警戒して子育てを放棄する場合もあるため要注意。
● ペットを近づけない
犬や猫を連れている場合は、巣立ちヒナがいるエリアにむやみに入らないように配慮を。ヒナは動きが遅いため、簡単に捕まってしまいます。
日本野鳥の会 : 野鳥観察・撮影の初心者の方に向けた、マナーのガイドライン
■ 子育てを終えたあとの鳥たち
ヒナ鳥が無事に巣立ったあと、親鳥たちはひとときの休息をとるように見えます。しかし、実際は次の繁殖に備えるか、秋に向けて渡りの準備を始める鳥もいます。特にツバメなどの渡り鳥は、8月下旬ごろから南への旅を始めるため、ヒナも早めに一人前にならなければなりません。
また、秋にかけては鳥たちの換羽(羽の生え変わり)も始まるため、見た目が少しボサボサに見える個体が多くなります。これはヒナだけでなく、成鳥にも共通する現象です。
■ まとめ:ヒナ鳥は「自然の中で育てる」のが一番
夏の終わり、自然の中には人知れず成長しているヒナ鳥たちがたくさんいます。小さな体で一生懸命に空を飛ぶ練習をして、やがて一人前の野鳥として旅立っていく様子は、見ていてとても心を動かされるものです。
人間にとっては「助けたくなる」瞬間でも、自然界では「見守る勇気」こそが大切な選択。
ヒナ鳥に出会ったら、少しだけ立ち止まって、静かに観察してみてください。それは夏の自然からの、素敵なギフトかもしれません。