雨の日災害と住宅への影響~備えと対策を知っておこう~
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今回は、大雨の日に気をつけることやどのような災害がおこるかを説明していきます!
はじめに
日本は四季があり、特に梅雨や台風シーズンには大雨による災害が頻発します。雨によって引き起こされる災害は、洪水、土砂災害、床上・床下浸水、雨漏り、地盤沈下など多岐にわたり、住宅に大きな被害を与えることがあります。この記事では、雨の日に起きやすい災害の種類とその原因、住宅に与える影響、そして事前にできる対策について詳しく解説します。
1. 雨の日に起きやすい災害の種類と特徴
① 洪水・河川氾濫
大雨によって河川が増水し、堤防を越えて水が流れ出る「氾濫」は全国各地で毎年のように発生しています。特に低地や川の近くに建っている住宅は床上・床下浸水のリスクが高く、場合によっては全壊の危険もあります。
② 内水氾濫
内水氾濫とは、排水が追いつかず都市部で下水道や側溝から水があふれ出す現象です。都心や住宅密集地ではこの現象が特に多く、短時間の集中豪雨でも発生することがあります。地下室や1階部分の被害が大きく、家電製品や床材の損傷につながります。
③ 土砂災害
山間部や傾斜地では、長雨や集中豪雨によって地盤がゆるみ、土砂崩れや地滑りが発生します。宅地造成された団地などでも地盤が不安定な場合があり、住宅が埋まってしまうケースもあります。
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④ 雨漏り・外壁からの浸水
激しい雨や風を伴う台風では、屋根や外壁からの浸水、窓のサッシ部分からの水の侵入が起こることがあります。雨漏りは室内の天井や壁紙を傷めるだけでなく、断熱材や構造材の腐食、カビの発生など、見えない部分の劣化も招きます。
⑤ 地盤沈下・不同沈下
長雨が続くと地中の水分量が増え、軟弱地盤では建物の一部が沈んで傾く「不同沈下」が起きることがあります。これは家の基礎構造に影響を与え、扉の開閉不良やひび割れなどのトラブルにつながります。
2. 雨災害による住宅被害の具体例
雨による災害は住宅に以下のような被害を及ぼします。
災害種別 | 主な住宅被害 |
---|---|
洪水 | 床上浸水、家具・電気設備の損壊、断熱材やフローリングの腐敗 |
土砂災害 | 家屋の倒壊、基礎の破損、埋没 |
雨漏り | 天井・壁紙のシミ、断熱材の劣化、カビの発生 |
地盤沈下 | 家屋の傾き、基礎の割れ、ドアや窓の開閉不良 |
さらに、こうした被害は修理費用が高額になるだけでなく、火災保険が適用されないケースもあるため、事前の備えが重要です。
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3. 雨の日災害から住宅を守るための対策
① 地域のハザードマップ確認
まず最初にやるべきは、自分の家がどんな災害リスクのある地域に建っているかを知ることです。市区町村が公開しているハザードマップでは、洪水・土砂災害・高潮などの危険区域が色分けされており、新築やリフォームの際の参考になります。
② 屋根・外壁のメンテナンス
雨漏りを防ぐためには、屋根材(瓦・スレートなど)の破損やズレ、外壁のひび割れ・コーキング(目地)の劣化を定期的に点検・補修することが大切です。特に築10年以上の住宅では、専門業者による点検を年に一度行うと安心です。
③ 排水設備の整備
雨水の排水が滞ると、住宅の基礎まわりに水が溜まりやすくなります。雨どいや排水口のゴミ詰まりをこまめに清掃するほか、雨水タンクや浸透桝を設けることで排水性を高めることができます。
④ 外構・土地の工夫
土地の周囲に「水みち」をつくることも有効です。勾配を調整し、家に向かって水が流れ込まないようにしたり、砂利や透水性舗装を採用することで、雨水が地面に浸透しやすくなります。
⑤ 窓やドアまわりの止水対策
サッシのすき間から雨が吹き込む場合は、気密性の高い雨戸や止水シートの使用がおすすめです。特にベランダや勝手口は雨が集中しやすいため、ドレン(排水穴)の詰まりもチェックしましょう。
⑥ 防災グッズと非常用品の準備
災害発生時には避難が必要になる場合もあります。非常持ち出し袋や懐中電灯、飲料水、非常食、携帯トイレ、貴重品類をまとめておくと安心です。また、家族で避難経路を話し合っておくことも大切です。
4. 保険や公的支援制度を知っておく
大雨による被害の多くは「水災」として火災保険で補償されることがあります。ただし、保険に加入していても「水災オプション」をつけていなければ対象外になることもあるため、内容を確認しておきましょう。
また、床上浸水や全壊など深刻な被害があった場合、自治体によっては「災害救助法」や「被災者生活再建支援制度」が適用され、一定の支援金が給付されるケースもあります。
5. 雨災害後の住宅点検ポイント
雨の後には次のようなチェックをしておきましょう。
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天井や壁紙にシミが出ていないか(雨漏りの兆候)
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床がふかふかしていないか(床下浸水)
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外壁や基礎にひび割れがないか(地盤の動き)
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排水口や側溝に泥や落ち葉が詰まっていないか
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家具やコンセントが濡れていないか(感電の危険)
異常があった場合は、自己判断で修理を試みず、すぐに専門業者へ連絡しましょう。
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まとめ
雨の日の災害は「いつか起きる」ではなく、「いつでも起こりうる」ものです。住宅を守るためには、日頃の点検とメンテナンス、地域情報の把握、保険の確認など、事前の備えが欠かせません。万一の際にも被害を最小限にとどめるために、できることから準備を始めましょう。