台風で外壁にひび割れどうするの?
みなさまこんにちわ!
横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。
横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪
台風後に外壁のひび割れを発見した場合、そのまま放置してしまうと建物の劣化を早め、雨漏りや構造上の問題につながる恐れがあります。この記事では、台風後に見つかる外壁のひび割れの主な原因、具体的な対処法、そして今後の予防策までを詳しく解説します(約3000字)。住宅を守るために、適切な知識と対応を身につけましょう。
1. 台風後に外壁のひび割れが起こる主な原因
1-1. 強風や飛来物の衝撃
台風時には、風速30m/sを超える強風が吹き荒れます。このような強風によって、近隣の屋根材、看板、枝、石などが飛来し、外壁に衝突することがあります。その衝撃によって外壁材がひび割れたり、表面が損傷を受けることがあります。
1-2. 豪雨による水分の浸透と膨張
外壁材(特にモルタルやコンクリート系)は吸水性があり、長時間豪雨にさらされると内部に水分が浸透します。晴天時には乾燥しますが、吸水と乾燥を繰り返すうちに収縮・膨張が発生し、微細なクラック(ひび割れ)となって表面に現れます。
1-3. 地盤や建物の揺れ
台風による強風で建物全体が揺れることもあります。特に地盤が軟弱だったり、築年数が古い住宅では、揺れによる応力が外壁にかかり、クラックが発生することがあります。
1-4. 元々の劣化の加速
台風をきっかけに目立つようになったひび割れも、実は以前からの経年劣化や施工不良が原因だった場合もあります。防水塗装の劣化や構造の緩みが、台風の力で一気に表面化したケースです。
2. 外壁のひび割れの種類とそれぞれのリスク
2-1. ヘアークラック(髪の毛のような細いひび割れ)
幅0.3mm以下のごく細いクラックで、主に塗装面や仕上げ層に見られます。構造にはほとんど影響がなく、すぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、防水性が低下するため、放置は避けるべきです。
主な原因:
-
経年劣化
-
塗装の収縮
-
外壁材の膨張・乾燥による応力
対処法:
-
補修用シーラーでクラックを埋め、再塗装する。
2-2. 構造クラック(幅0.3mm以上)
モルタルやコンクリートの構造部にまで達する深いひび割れで、雨水が侵入しやすく、内部の鉄筋が錆びることで建物の耐久性を損ないます。
主な原因:
-
地震や台風による構造的な揺れ
-
地盤沈下
-
外壁の施工不良
対処法:
-
プロの業者による調査が必須。
-
エポキシ樹脂などで内部まで充填補修を行う。
-
必要に応じて部分的な張り替えや補強工事。
3. 台風後にひび割れを見つけた時の具体的な対処手順
3-1. 早期発見と記録
台風通過後は、家の外周を回って外壁を目視で確認しましょう。特に窓の周辺、ベランダ、出隅(角)部分などはクラックが入りやすい場所です。
確認ポイント:
-
クラックの幅と長さ
-
水染みや変色があるか
-
他にも剥がれやズレ、隙間がないか
やるべきこと:
-
写真を撮って記録を残す
-
可能であれば日付入りのメモを添える
-
雨が降る前にブルーシートなどで一時的に保護
3-2. 業者への相談・調査依頼
自分での補修が難しい場合や、構造クラックの疑いがある場合は、住宅の専門業者(外壁塗装会社や建築士)に調査を依頼しましょう。
調査費用の目安:
-
簡易点検:無料〜1万円
-
詳細診断(赤外線・打診など):1万円〜5万円程度
※火災保険が使える場合もあるため、保険会社にも相談を。
3-3. 補修・改修工事の実施
クラックの規模や外壁の素材によって、適切な補修方法は異なります。補修は以下の流れで行われます。
補修の流れ:
-
高圧洗浄や清掃で汚れを落とす
-
クラック内部の処理(カット・プライマー塗布)
-
補修材の充填(シーリングや樹脂)
-
表面の整形・再塗装
補修費用の相場:
-
ヘアークラック:数万円程度
-
構造クラック:数十万円〜100万円以上(規模による)
4. 火災保険の活用方法
台風による外壁の被害は「風災」に該当するため、多くの場合、火災保険で補償対象になります。補償を受けるには、以下の手順が必要です。
手続きの流れ:
-
被害状況の撮影と記録
-
保険会社への連絡
-
保険鑑定人の現地調査(必要に応じて)
-
見積書や修理報告書の提出
-
保険金の支給
※申請期限がある(多くは3年以内)ため、早めの手続きが重要です。
5. 今後の予防策とメンテナンス
5-1. 定期点検と塗装メンテナンス
外壁の塗装は、10年〜15年を目安に再塗装することで防水性能を保てます。また、外壁の材質に応じて、専門業者による点検を2〜3年に一度行うと安心です。
5-2. クラック補修歴の記録管理
一度クラック補修を行った箇所は再発するリスクもあるため、場所・時期・補修内容を記録しておきましょう。次回の点検や保険申請時に役立ちます。
5-3. 飛来物の対策
植木鉢やガーデン家具など、飛びやすい物は台風前に屋内にしまうことで、外壁への衝突被害を防げます。隣家との共有部分は特に注意しましょう。
まとめ
台風後に外壁のひび割れを見つけたら、軽視せずに早めの対応が重要です。小さなクラックでも放置すれば雨漏りや構造劣化の原因になります。
まずは被害状況を正確に把握し、必要であれば専門業者や保険会社に相談を。再発を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
住宅の安全は「早期発見・早期対応」がカギ。
台風の季節に備えて、正しい知識と準備で、あなたの大切な住まいを守りましょう。