塗料の種類と選び方!シリコン・フッ素・無機の違いとは?
皆様こんにちは!
横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。
横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪
今回は塗装の種類についてご紹介させて頂きます。
ぜひ、最後まで見て頂ければ嬉しいです!
はじめに
外壁塗装を考えるうえで、最も重要な要素の一つが「塗料選び」です。「どの塗料を選んだらいいか分からない」「シリコンとフッ素ってどう違うの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁塗装に使われる主な塗料の種類とその特徴、選び方のポイントについて、住宅塗装のプロの視点から分かりやすく解説します。特に人気の高い「シリコン」「フッ素」「無機」の違いを中心に、あなたの住まいに合った塗料選びの参考にしてください。
■ 塗料の種類は「樹脂」で分かれる
外壁用の塗料は、大きく分けて以下のような**「樹脂の種類」によって分類**されます。
種類 | 耐用年数の目安 | コスト | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル系 | 約5〜7年 | ◎ 安い | 安価だが耐久性は低め |
ウレタン系 | 約7〜10年 | ○ 安価〜中間 | 柔らかく扱いやすいが紫外線に弱い |
シリコン系 | 約10〜15年 | ◎ コスパ良好 | 耐候性・汚れに強く人気 |
フッ素系 | 約15〜20年 | △ 高価 | 非常に高耐久で長寿命 |
無機系 | 約20〜25年 | △〜× 非常に高価 | 最長の耐久年数と超低汚染性 |
では、現在主流で選ばれることの多い「シリコン」「フッ素」「無機」の3種類について、詳しく解説していきましょう。
■ シリコン塗料の特徴とメリット・デメリット
【特徴】
シリコン塗料は、塗料に含まれる合成樹脂が「シリコン系樹脂」で構成されています。外壁・屋根どちらにもよく使われる現在の主流塗料です。
【メリット】
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価格と耐久性のバランスが良い(コスパ◎)
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紫外線や雨に強く、汚れにくい
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カラーバリエーションが豊富
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多くの施工業者が取り扱っている
【デメリット】
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超高耐久ではないため、15年程度で再塗装が必要
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塗膜がやや硬く、細かいひび割れに弱い場合も
【シリコン塗料が向いている人】
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初めての塗り替え
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コストも耐久性も重視したい方
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10~15年スパンでのメンテナンスを考えている方
シリコン塗料とは?鉄板の人気商品と水性・油性、スプレー・木材用の商品ランキングを紹介!│ヌリカエ
■ フッ素塗料の特徴とメリット・デメリット
【特徴】
フッ素樹脂を主成分とする塗料で、高層ビルや橋梁、航空機などにも使用されるほど耐久性の高い塗料です。一般住宅でも近年人気が高まっています。
【メリット】
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15〜20年の長寿命で再塗装の回数を減らせる
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紫外線や酸性雨、塩害にも強い
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高光沢で美しい仕上がり
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親水性により、雨で汚れが落ちやすい(セルフクリーニング効果)
【デメリット】
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価格が高い(シリコンの1.5〜2倍)
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塗膜が硬く、下地との相性に注意が必要
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施工技術が求められるため、業者選びが重要
【フッ素塗料が向いている人】
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長く住む予定の持ち家の方
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高耐久・高品質を重視する方
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雨・紫外線の影響が大きい地域に住んでいる方
【2025年最新】外壁塗装のフッ素塗料おすすめランキング|価格や特徴を比較|Life Creation News
■ 無機塗料の特徴とメリット・デメリット
【特徴】
無機塗料は、ガラスやセラミックなどの無機物を主成分にした塗料で、最も高性能な塗料とされています。
【メリット】
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耐用年数20〜25年と圧倒的な長寿命
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紫外線にほとんど劣化しない
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カビ・コケが発生しにくい(超低汚染性)
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塗膜が劣化しにくく、美観が長持ちする
【デメリット】
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非常に高価(フッ素よりもさらに高額)
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硬くて割れやすいため、下地にひびがあると不向き
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施工が難しく、信頼できる業者が必要
【無機塗料が向いている人】
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将来の再塗装を極力減らしたい方
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見た目の美しさを長く維持したい方
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建物を高耐久で保ちたい方(アパート・ビルなど含む)
無機塗料とは|メリットデメリットから代表的な塗料まで完全ガイド!
■ シリコン・フッ素・無機塗料の比較表
項目 | シリコン塗料 | フッ素塗料 | 無機塗料 |
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耐用年数 | 約10〜15年 | 約15〜20年 | 約20〜25年 |
価格帯 | 約1,800〜2,800円/㎡ | 約3,000〜4,500円/㎡ | 約4,500〜6,000円/㎡ |
汚れにくさ | ◎ | ◎〜◉ | ◉ 超低汚染性 |
光沢・美観 | ○〜◎ | ◎ | ◉ |
施工の難易度 | 低〜中 | 中〜高 | 高 |
向いている人 | コスパ重視派 | 高耐久希望者 | 長期維持・美観重視 |
※価格はあくまで目安。メーカーやグレードによって上下します。
■ その他の機能性塗料にも注目
近年では、機能性を重視した**+αの塗料**も増えています。
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遮熱塗料:日射を反射し、室内温度の上昇を抑制(夏場に効果大)
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断熱塗料:夏は涼しく冬は暖かく、光熱費削減に期待
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防カビ・防藻塗料:多湿地帯・北面におすすめ
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低汚染塗料:雨だれや排ガスの汚れを付きにくくする
これらは、シリコン・フッ素・無機のどの塗料にもオプションで付加されていることが多く、用途や立地条件に合わせて選択すると効果的です。
■ 塗料選びのポイント
以下の点を押さえると、自分に合った塗料が見つけやすくなります。
1. 何年持たせたいか?
→ 10年で塗り替えるならシリコン、20年持たせたいならフッ素や無機が適
2. 予算はいくらか?
→ 単純に耐久年数が長い塗料ほど価格が高くなるため、バランスが重要
3. 立地環境はどうか?
→ 海沿いや湿地なら耐塩害・防カビ性能のある塗料がおすすめ
4. 外観・デザインにこだわりたいか?
→ 高光沢やセルフクリーニング機能を持つフッ素・無機系が有利
■ まとめ:塗料選びで住宅の寿命が変わる
塗料は単なる“色を塗るための液体”ではありません。**外壁や屋根の寿命を大きく左右する“住宅の鎧”**のようなものです。
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バランス重視なら「シリコン塗料」
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耐久性重視なら「フッ素塗料」
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長寿命・最上級品質なら「無機塗料」
それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分の住まいやライフスタイル、予算に合った塗料選びが何より大切です。信頼できる業者と相談しながら、自分にぴったりの塗料を選びましょう。