夏の紫外線が外壁に与える影響とは?塗装でできるUV対策を解説!
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横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。
横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪
今回は、紫外線が与える住宅への影響について詳しく解説させて頂きます。
夏もいよいよ本格的になってきましたがお家も実は暑い思いをしているのでなにか対策があればいいですね♪
ぜひ、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
はじめに
夏が近づくと気温の上昇とともに日差しが強くなり、住宅への影響も見過ごせません。特に「紫外線」は、私たちの肌と同じように建物の外壁にもダメージを与える厄介な存在です。
今回は、夏の紫外線が外壁に与える影響と、外壁塗装によってできる効果的なUV対策について、詳しく解説していきます。
1. 紫外線が外壁に与える影響とは?
まず、紫外線(UV)とは何かを簡単に確認しましょう。紫外線は太陽光の一部で、A波(UVA)・B波(UVB)・C波(UVC)に分類されますが、地表に届く主なものはUVAとUVBです。
この紫外線は、時間をかけて建材を劣化させる「光劣化(フォトデグラデーション)」の原因になります。
● 塗膜の劣化
塗装された外壁表面の塗膜は、紫外線に長時間さらされると分子構造が破壊され、劣化が進行します。その結果、
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艶がなくなる(ツヤ引け)
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変色・退色
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チョーキング(白い粉が手につく現象)
などが起こります。
● 外壁材そのものの劣化
塗膜が劣化した状態を放置していると、今度は外壁材そのものに紫外線が直接当たるようになり、サイディングやモルタルの表面が脆くなる、ひび割れや剥がれが生じるといった現象が発生します。
● 建物全体の劣化
紫外線のダメージは、最終的には外壁だけでなく、防水シートや躯体(柱・梁など)にも影響を及ぼし、雨漏りや構造的な損傷へとつながることもあるため、早めの対処が重要です。
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2. 外壁塗装でできるUV対策とは?
では、紫外線による劣化から住宅を守るにはどうすればよいのでしょうか?
答えはシンプル、「UV対策に優れた外壁塗装」です。ここでは、紫外線対策に有効な塗装方法や塗料についてご紹介します。
● UVカット性能のある塗料を選ぶ
最近の塗料には、紫外線吸収剤や遮蔽(しゃへい)材が含まれており、紫外線を反射・吸収して塗膜の劣化を抑えるものが増えています。
代表的な塗料の種類と特徴を比較してみましょう:
塗料の種類 | 耐用年数(目安) | 紫外線への強さ | 備考 |
---|---|---|---|
アクリル系 | 約5〜7年 | 弱い | 安価だが劣化しやすい |
ウレタン系 | 約7〜10年 | 普通 | コストと性能のバランスがよい |
シリコン系 | 約10〜15年 | 強い | 人気No.1、コスパ良好 |
フッ素系 | 約15〜20年 | 非常に強い | 高価だが高耐久 |
無機系 | 約20〜25年 | 極めて強い | 最高クラスの耐候性、価格は高め |
UVカットを重視するなら、「フッ素系」や「無機系」が特におすすめです。多少価格は高くなりますが、その分、メンテナンス周期が長くなり、長期的にみるとコストパフォーマンスが良いといえます。
● 遮熱・断熱効果のある塗料を選ぶ
紫外線対策として、遮熱塗料や断熱塗料も効果的です。これらの塗料は紫外線だけでなく、太陽熱の吸収を抑えるため、建物内部の温度上昇も防ぎ、快適な室内環境を保ちます。
たとえば、遮熱塗料として有名な「アステックペイントのスーパーシャネツサーモ」などは、夏の暑さ対策と外壁保護を両立できます。
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3. 塗り替え時期とUV対策のベストタイミング
紫外線による劣化は少しずつ進行するため、劣化が目に見える前に対応するのが理想です。以下のような症状が見られたら、塗り替えを検討しましょう。
● 塗り替えサインの例
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外壁にツヤがない、色あせてきた
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手で触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
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ひび割れや剥がれ
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カビ・苔・藻の発生
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コーキングのひび割れ
これらの症状が出ている場合は、紫外線のダメージが進行しているサインです。特に、夏前の5月〜6月は、気候も安定しているため塗装に最適な時期といえます。
4. 外壁塗装以外にできる紫外線対策
外壁塗装とあわせて、住宅全体のUV対策を強化するには、次のような方法もおすすめです。
● 軒や庇(ひさし)の設置・延長
日差しの直接当たる時間を減らすことができ、外壁の劣化スピードを緩めます。
● 植栽やグリーンカーテン
窓や壁に植物のカーテンを設けることで、自然の力で紫外線と熱をカットすることが可能です。
● 窓フィルムや遮光カーテン
外壁だけでなく、室内への紫外線侵入も防ぐことで、内装の日焼けや冷房効率の低下も防げます。
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まとめ
紫外線は、外壁の美観だけでなく、住宅全体の寿命にも影響を与える見逃せない存在です。
しかし、適切な塗装とUV対策を講じることで、大切な住まいを長持ちさせることが可能です。
これから夏本番を迎える前に、外壁の状態をチェックし、必要であれば紫外線に強い塗料で塗り替えを行いましょう。
長い目で見れば、外壁のメンテナンスは「美しさ」と「資産価値」を守る大きな鍵になるはずです。