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塗装工事と建築基準法、注意すべきポイン

皆様こんにちは!

横浜ペイントは横浜市を中心に高品質&低価格な外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理をご提供する専門店です。

横浜ペイントのブログをご覧頂きありがとうございます♪

今回のテーマは塗装工事と建築基準法、注意すべきポインについて徹底解説させて頂きます。

ぜひ、最後までご覧頂ければ嬉しいです。

はじめに

塗装工事は、住宅や建物の美観を保つだけでなく、防水性・耐久性を高める重要なメンテナンスです。しかし、見落とされがちなのが「建築基準法」との関係です。特に大規模な改修や外観変更を伴う場合、建築基準法をはじめとした関連法規に違反してしまうリスクがあります。

本稿では、塗装工事と建築基準法の関係を理解し、トラブルを防ぐために知っておくべきポイントを詳しく解説します。


1. 建築基準法とは?

建築基準法は、日本国内で安全で快適な建築物を維持するために定められた法律です。1950年に制定され、建物の構造、耐火性、防火、敷地面積や高さ制限などが細かく規定されています。

◆ 基本的な目的

  • 人命を守る(地震・火災などへの備え)

  • 都市景観・住環境の整備

  • 防災・防火・衛生の確保

  • 用途地域との調和

塗装工事そのものは「建築物の仕上げ部分の改修」であり、通常は建築確認申請などを必要としません。しかし、条件によっては建築基準法の規定が適用されることがあります。

【徹底解説&事例】「改修・改築・改装」の違いと特徴は?「増築・増床」の違い | SuMiKa | 建築家・工務店との家づくりを無料でサポート


2. 塗装工事と関係する主な法律・条例

塗装工事に関連するのは建築基準法だけではありません。工事内容によって以下のような法律や条例が関係してくる可能性があります。

法律・条例 関連内容
建築基準法 構造変更・増改築・用途変更・高さ制限など
景観条例(各自治体) 外観の色や材質に制限がある場合
防火地域・準防火地域の規定 使用できる塗料や外装材が制限される
大気汚染防止法 有機溶剤使用に伴う環境規制
労働安全衛生法 高所作業や足場の安全管理
隣地境界法(民法) 隣家との距離・足場設置等

特に都市部では、「景観条例」や「防火地域」による制限があるため、必ず事前に確認が必要です。

準防火地域とは|延焼ライン内の開口部制限・耐火建築物の要否を解説 – 確認申請ナビ


3. 建築基準法と塗装工事の関係:具体的なチェックポイント

◆ 1. 建築確認申請の要否

塗装工事が「単なる塗り替え」であれば、建築確認申請は不要です。しかし以下のような場合は申請が必要になることがあります。

確認申請が必要になる例:

  • 外壁材を変更する(塗装ではなく張り替え等)

  • 外装の厚みが変わる(断熱改修を伴う場合など)

  • 防火地域での仕様変更(不燃材の使用義務)

  • 窓の位置変更や壁面の開口率の変更

ポイントは「建物の構造や防火性能に影響があるかどうか」です。塗料の変更のみであれば問題ありませんが、「塗装+補強工事」など複合工事を行う際は注意が必要です。

これで安心!外壁の防火構造とは?耐火・準耐火との違いをプロが徹底解説 | 株式会社ジーワンテック


◆ 2. 防火・準防火地域での規制

都市部では、建築物が「防火地域」または「準防火地域」に指定されていることがあります。これらの地域では、外壁や屋根に「防火構造」が求められるため、使用する塗料や材料に制限があります。

注意すべき点:

  • 可燃性の塗料は使用できない場合がある

  • 無機塗料やフッ素塗料など、防火性能の高いものを選ぶ

  • 木部への塗装には特に注意(不燃処理が必要な場合も)

塗装業者任せにせず、地域の建築指導課に確認すると安心です。

木材、木部に外壁塗装を行うときの注意点を徹底解説- 外壁塗装駆け込み寺


◆ 3. 景観条例による色の規制

京都市、鎌倉市、金沢市などでは、「景観条例」によって建物の外観・色彩が制限されています。たとえば以下のようなケースがあります。かながわの景観 – 神奈川県ホームページ

景観条例で規制される例:

  • 派手な原色の外壁塗装は禁止

  • 落ち着いた色調(ベージュ、茶、淡いグレーなど)の推奨

  • 自然素材風の仕上げの義務化

施工前に、自治体の「景観まちづくり課」や「都市景観課」に相談しておくとトラブルを防げます。


◆ 4. 足場設置と隣地トラブル

塗装工事では、ほとんどの場合に「足場の設置」が必要になります。ここで問題になるのが「隣地との距離」です。

注意点:

  • 足場が越境する場合は、隣家の許可が必要(民法上の権利)

  • 足場ネットの設置で塗料の飛散防止

  • 騒音や臭いの苦情対策(工事前にあいさつ回りを)

足場設置の際は「仮設計画図」を用意し、施工業者としっかり打ち合わせを行うことが重要です。

「境界線」のルール「外壁後退」「民法234条」とは?


4. 工事業者選びの法的チェックポイント

信頼できる塗装業者を選ぶことも法的トラブルを避ける第一歩です。

◆ 建設業の許可

塗装工事を行う業者には「建設業許可(塗装工事業)」を持っているか確認しましょう。特に税込500万円以上の工事では必須となります。建設業許可とは?その内容をわかりやすく!要件・取得方法も解説|積算の基礎知識|セキさんのお役立ちブログ|建築積算ソフト【楽王】

◆ 保険加入の確認

  • 請負業者賠償責任保険:隣家や第三者に損害を与えた場合に補償

  • 労災保険:作業員がケガをした場合に補償

  • 工事保険:塗装中の火災・落下など

未加入業者は万が一のトラブル時に責任を取らないケースもあるため要注意です。


5. よくあるトラブル事例と対策

◆ トラブル1:色の変更で条例違反

施工後に「景観を損ねる」と指導を受け、再塗装を求められた事例も。

→【対策】事前に自治体の指導部門と相談する。

◆ トラブル2:隣地との境界を越えて足場を設置

無断で足場を設置し、隣人トラブルに発展。

→【対策】書面で同意をもらう、事前のあいさつ回りを欠かさない。

◆ トラブル3:火災区域で不適切な塗料を使用

防火地域での可燃塗料使用により、是正勧告を受けた。

→【対策】業者任せにせず、自身でも防火規定を確認する。


まとめ

塗装工事は単なるメンテナンスと思われがちですが、建築基準法や各種条例との関連が深く、違反すると再施工や罰則のリスクもあります。

◆ チェックリストまとめ

  • ☐ 自宅の用途地域、防火地域かどうかを確認

  • ☐ 景観条例の対象エリアかを確認

  • ☐ 塗装範囲に構造変更が含まれていないか

  • ☐ 足場の越境有無と隣人への同意取得

  • ☐ 使用塗料が法的基準を満たしているか

  • ☐ 工事業者が許可・保険を備えているか

塗装工事を計画する際は、デザイン性だけでなく「法的な視点」も忘れずに持つことが、安心・安全なリフォームにつながります。

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