外壁にカビが💦どうして外壁にはカビがはえるの?
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今回は外壁に潜むカビについて詳しく解説させいて頂きます!
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外壁にカビが生える理由
住宅やビルなどの外壁にカビが生える現象は、多くの建物に共通する問題です。見た目の美観を損なうだけでなく、建物の劣化を早めたり、健康被害につながる可能性もあるため、正しい理解と対策が求められます。では、なぜ外壁にカビが生えるのでしょうか。その理由は単一ではなく、複数の環境的・物理的要因が複雑に絡み合って発生します。本稿では、外壁にカビが生える主な原因を「湿度・水分」「日当たり」「外壁の材質」「気候風土」「換気と通気」「メンテナンス不足」の6つの観点から詳しく解説します。
1. 湿度・水分の存在
カビの発生には水分が不可欠です。湿度が高く、外壁表面や内部に水分が滞留しやすい環境では、カビが発生しやすくなります。特に梅雨時期や秋雨、冬場の結露が多い時期には外壁に水分が付着しやすく、これがカビの繁殖を助長します。また、外壁にひび割れ(クラック)がある場合、そこから雨水が侵入して内部に湿気をため込み、内部からカビを発生させることもあります。
雨水だけでなく、近隣の植物から飛んでくる水滴、庭の水まき、エアコンのドレン排水など、さまざまな水分がカビの温床となります。常に湿っている環境では、カビの胞子が定着しやすく、繁殖しやすくなるのです。
2. 日当たりと風通しの悪さ
日光には紫外線が含まれており、これはカビの繁殖を抑える効果があります。そのため、日当たりの悪い北側の外壁や、隣家との距離が狭くて日が当たりにくい場所は、カビが発生しやすい傾向があります。また、風通しが悪いと湿気がこもりやすく、乾燥しにくいため、やはりカビの温床となります。
特に都市部や住宅密集地では、建物の配置によって日照や風通しが制限されることが多く、その影響で特定の外壁面だけにカビが集中する場合があります。建物の設計段階で風の通り道を意識していない場合、通気不良が慢性化し、カビの原因となることもあります。
3. 外壁材の種類と表面処理
外壁材の種類によっても、カビの発生しやすさは異なります。モルタル、サイディング、コンクリート、タイル、ALC(軽量気泡コンクリート)など、外壁には多種多様な素材が使用されますが、その中でも特にカビが発生しやすいのは、表面がざらついていたり、吸水性の高い素材です。
たとえばモルタルや無塗装のコンクリートなどは微細な穴(多孔質)を持っており、水分や汚れがたまりやすく、それがカビの養分となります。一方、タイルや金属系サイディングのように表面が滑らかで水をはじく性質を持っている素材は、比較的カビがつきにくいとされています。
また、外壁に施された塗料やコーティングの劣化も重要です。防水性や防カビ性のある塗料は、新しいうちは効果がありますが、経年劣化によってその機能が低下すると、カビが発生しやすくなります。特に築10年以上経過した建物では、塗膜の劣化が原因でカビが急増するケースもあります。
4. 気候風土と立地条件
建物が建つ地域の気候風土も大きな要因です。湿度の高い地域、たとえば日本の太平洋側や山間部などは、年間を通じてカビが発生しやすい傾向があります。特に年間降水量が多く、気温の高い地域では、カビにとって理想的な繁殖条件が整っています。
また、海沿いの地域では潮風による塩分や、空気中の有機物によって外壁が汚れやすくなり、その汚れが栄養源となってカビを誘発することもあります。森林に近い場所では、樹木から飛来する胞子や、木々が作る日陰によって湿気がこもりやすく、カビの原因になります。
5. 換気と建物の設計
換気が不十分な建物や、排気・排水系統が適切でない場合も、外壁のカビ発生につながります。たとえば、浴室やキッチンなどからの排気が外壁に直接当たる設計になっている場合、その湿気が壁面に集中してカビの温床になります。
また、ベランダや庇(ひさし)などが建物の通風を妨げるような構造であると、局所的に湿気がこもり、そこにカビが繁殖しやすくなります。特に古い住宅では、換気や通気の考え方が現代の基準と異なり、外壁に湿気がこもりやすい構造になっていることが多いです。
6. メンテナンスの不足
最後に、建物の定期的なメンテナンスが行われていない場合も、外壁のカビを引き起こす原因になります。塗装の劣化、シーリングのひび割れ、外壁材の汚れなどを放置すると、水分がしみこみやすくなり、カビが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
また、外壁に付着したホコリや花粉、排気ガスのススなどは、カビにとって栄養源となる有機物を含んでいるため、汚れを放置するとカビが定着しやすくなります。定期的な高圧洗浄や塗装の塗り替え、防カビ処理の実施など、適切なメンテナンスがカビ防止には欠かせません。
結論
外壁にカビが生える理由は、「湿気」「日当たり」「材質」「風通し」「気候」「メンテナンス」など、多くの要因が複合的に絡み合って発生する現象です。すべての外壁にカビが生えるわけではありませんが、上記の条件がそろってしまうと、どんな外壁でもカビのリスクは避けられません。
したがって、外壁のカビを防ぐには、建物の構造や立地、素材に応じた対策を講じる必要があります。定期的な洗浄や塗装、防カビ処理、換気の改善など、予防と対策をバランスよく行うことで、建物の美観と健康を守ることができ具体的なカビ対策方法やおすすめの塗料・洗浄方法についても解説できます。
次回、外壁の具体的なカビ対策方法やおすすめの塗料・洗浄方法について詳しく解説させて頂きますのでまたご覧ください✨